親の価値観を押し付けないで!幼児期(4〜6歳)の収納法 傾向と対策
タイプ別収納法の5回目、今回は幼児期でも後半の4〜6歳、
幼稚園児(年少〜年中)くらいの収納の傾向と対策について
お話ししたいと思います



1. 積極的に自立を促す時期


乳児期は基本、親がやってあげる時期、
幼児期前半(2〜3歳)は親が大半をカヴァーして挙げる時期
だったのに対して、
この時期は積極的に自分のことは自分でやらせてみる時期だと思います。

とは言え、まだまだ自分で何でもできるわけではないので、
ダメでもともと、とりあえずやらせてみて、
できなくても全然気にする必要がない時期。
成功することよりもチャレンジすることが大事な時期と言えるでしょう。



2. 社会性が明確になる時期


この時期になると、幼稚園に入園するなど、
本格的に集団生活が始まり、社会性を持つようになってきます。
単なる個人ではなく、社会の中の個人という位置付けが明確になるのです。

そうすると程度の差こそあれ、
周囲に配慮したり(協力する、恥ずかしがる、アピールするなど)、
グループを形成したり、競争したり、
周囲の存在を前提とした行動をするようになります。

そうしたところから個性がより明確になっていき、
自ずとその子供の相対的な立ち位置も明確になります。


ここで十分注意しないといけないことは、
他の子供と区別はしても差別をしないことです。

「ウチの子は〜しない(できない)」
「ウチの子は成長が遅い」など。

成長の速度は個人によって違いがありますし、
性格には良い悪いはありません。


また、社会の中で生活するようになってくると、
性格の内面と外面が際立つようにもなります。

外ではおとなしいのに、家では暴れ回ったり、
その逆のこともあったりすると思います。


こういうとき、非常に役立つのが「収納なび」
その子の個性が分かってきたようで
まだまだ分からないことの多いこの時期、
「収納なび」を使えば簡単に性格が分かります。



3. 性格に合わせた収納を


「収納なび」で子供の性格が分かっても、
それで具体的にどう収納すれば良いかまでは分かりません。
しかし、どうやったら片付けるかなどは分かります。

例えば、内面が楽天派のキャラクターの場合
(デンキクラゲ、イリオモテヤマネコ、ヒヨコ、ウサギ、イルカ、ツバメ)、
基本的に「先アメ、後ムチ」です。

楽天派の子供には、「片付けたらお菓子あげるよ〜。」と言うよりは、
お菓子をあげて気分を良くしてから「片付けようね」というほうが
すんなりと片付けてくれることが多くなります。

慎重派(クジラ、クマフクロウ、バク、ラッコ、ハト)の場合は逆です。
お菓子で釣って片付けさせるほうが向いています。


もっとも、実際はこれほど単純ではなく、そのときの気分や、
個々の性格などによって微妙に反応が変わるんですが、
「収納なび」を使えば、他にも、
取り組み方のスピード、反応する言葉、
ビジュアルに反応するか(いわゆる右脳派)、
理屈で通じるか(いわゆる左脳派)なども分かります。

もちろんこれは大人にも使える方法。
性格、自分自身を知らずして、収納はできません。



4. より複雑なことにトライ!


社会性が身に付いてきて、会話も大人と十分できるようになり、
肉体的にもずいぶんと成長はしてきていますが、
そうは言ってもまだまだ子供です。
十分にできないこと、理解できないことも多いと思います。

また、性格が分かってきて、オモチャなどの好みもハッキリしてきて、
片付けへの取り組み方も具体的な方法も
子供によって違いが出てくると思います。


幼児期の前半(2〜3歳)は投げ込み収納が基本でしたが、
引出に入れるようになったり、棚に並べたり、
種類別に分けるようになったり、
より複雑なことが可能になる時期です。

ですから、とにかくチャレンジさせることです。
自分でもどんどんチャレンジしていきますが、
その度合いは子供によって違ってきますので、
チャレンジするように促していくことも大切です。

とは言え、口で言うのは簡単ですが、
チャレンジには失敗も付き物です。
楽しんでチャレンジ、失敗は笑って済ませるようにしましょう。



5. 絶対にやってはいけないこと


「絶対に・・・」なんて言うと大袈裟ですが、気をつけて欲しこと。
それは、親の価値観を押し付けることです。

このくらいになると、さすがにオモチャの量が増えて、
一方でそれまで使っていたオモチャが不要になります。
また、結構高価なオモチャもある一方で、
大人から見ればガラクタのようなオモチャ(?)もあります。

そうすると、オモチャの分別作業(要・不要を判断する作業)が
必要になってきますが、特にそこで注意して欲しいんですね。


<親と子のよくある分別作業の風景>


親「こんな紙切れ、いらないでしょ?」

子「ダメ!それはいるの!」


子「こんなの、いらない。」

親「これはおじいちゃんに買ってもらったのだから置いておこうよ。」


こんな具合です


子供には、独自の自由な世界観があります。
大人は、そこに割って入るべきではないと思うのです。

仮面ライダーとスーパー戦隊が戦うくらいならまだしも、
そこにリカちゃんが登場したり、ブロックの家があったり、
大人とは違う分け方、分けない方法があるのです。

また、「人からもらった」とか、「高かった」とか、「新しい」とか、
そういう世俗的な価値判断は持ち合わせていません。
社会性が身に付きつつあるとは言え、
まだまだ大人とは事情が異なるのです。


自立を積極的に促す時期だからこそ、
子供を信じて、子供に任せることが大切だと思います。
前述のように判断を求めながら否定するのでは、
子供はガッカリするだけです。
「もう片付けたくない」と思うのも仕方ないでしょう。

もちろん、「大人の事情」を説明することも大切。
頑なに「全部いる!」と言って捨てない割りには
黙って捨てても気付かない子供だっていますので、
基本的にはその子の性格に合わせて考えることが大事ですが、
親のエゴを押し付けないように気をつけることは大切です。



※以上はすべて一般論であり、例外はいくらでもありますし、
 差別ではなく区別、私なりの経験に基づく考えに過ぎませんので、
 あらかじめそのへんはご了承ください。
このエントリーをはてなブックマークに追加
| タイプ別収納法 | comments(0) | trackbacks(0)
子供の好奇心を活かす!幼児期(2〜3歳)の収納法 傾向と対策
タイプ別収納法の4回目、今回は幼児期でも前半の
2〜3歳の収納の傾向と対策についてお話ししたいと思います



1. ちょっとやらせてみる時期


この時期の子供は、個人によって成長にバラツキがありますが、
基本的には親がやってやり、子供がちょっと片付けるというか、
子供が片付けのまねごとのようなことをするのに合わせ、
大半は親がやってあげるという時期だと思います。

特に女の子の場合はお母さんの真似をして
積極的に片付けようとすることがあったり、
男の子の場合は例えばミニカーを並べようとしたり(整頓)、
もちろん子供によってはそういう傾向が
ほとんど見られない場合もありますが、
少なからず「片付ける」という動作を
理解し始め、実行に移すことのできる時期だと思います。



2. 魔の2歳児=欲求、好奇心のかたまり


「魔の2歳児」と言われるほど、この時期の子育ては大変です。
それこそ、「片付けようね」と言おうものなら、
「イヤ、イヤ、イヤー!」という反応だったり、モノを投げつけたり。

かと思えば、自分から片付けてみようとしたり、
非常に憎らしかったり、めちゃぐちゃ可愛かったりする時期でもあります。


私は幼児教育の専門家ではありませんのであくまで私の考えですが、
この時期は単に第一次反抗期ととらえるのではなく、
自我が芽生え、何かを欲することができ、
好奇心が旺盛で何でも吸収する半面、
表現能力が未熟なために単調な抵抗を示す時期なんだと思います。

ですから「反抗する=わがまま、言うことを聞かない」ではなく、
「非常に素直な時期」だと思うのです。
人間の本能的な姿と言っても間違いないのではないでしょうか?


ですから、欲求を抑えつけることも大切。
すべての欲求に応じていたら親も身が持ちませんし、
本当にわがままな人間に育ちかねませんから。

でも、素直に欲求を出させ、それを受け止めることも大切。
素直なことなんだから、いーじゃないですか。


この時期は好奇心に任せてメチャグチャすることも多いですが、
逆に言えば、好奇心をあおって片付ける方向に
結びつけることも可能な時期でもあります。

おだてる、喜ぶ、楽しむ・・・・
そういうことを中心に、片付けに取り組むのが良いでしょう。



3. 口は達者でも体はまだまだ


このくらいの時期になると、大人と普通に会話ができるようになっていきます。
反面、肉体の生育はまだまだで、コテンと転ぶことも多いですね。

そのため、「片付けなさい!」と言われれば、
その言葉は十分理解できるのですが、
実際に片付けようとすると、大人のようにはうまくできない。
これが、大人側から見た認識と子供自身の認識に
大きなギャップを生じてしまいます。


この時期の子供は本当に肉体的に未熟で、
身長も低いし、力はないし、動作も正確ではありません。

しかし親は子供が対等にしゃべれるようになったもんだから、
ついつい大人と同じ行動を期待してしまうのです。

例えば、絵本を棚にギッチリと詰めて置いてしまう。
オモチャを種類ごとに分けて引出に入れる。
カラーボックスの一番上にインナーボックスを入れる。
こういうことをしてしまうのです。

しかし子供は力がないから、絵本を出すことはできても、
上手に棚に戻せません。

また「種類ごとに分ける」というのは大人の認識で、
子供にとってはその分類の仕方が分からない場合があります。

カラーボックスの一番上というのは
この時期の子供にとっては目線より上の位置で、
この位置までモノを持ち上げるのはままならないことですし、
カラーボックスにピッタリサイズのインナーボックスを
収めるという正確な動作もなかなか期待できません。


ですからこの時期は基本、投げ込み収納。
大きめの箱に、特に種類分けすることなく、
オモチャを片付けると言えばそこに入れるだけ。

こういう単調なところから、子供の成長に合わせ、
徐々に進めていったほうが良いでしょう。



※以上はすべて一般論であり、例外はいくらでもありますし、
 差別ではなく区別、私なりの経験に基づく考えに過ぎませんので、
 あらかじめそのへんはご了承ください。
このエントリーをはてなブックマークに追加
| タイプ別収納法 | comments(0) | trackbacks(0)