それでもIKEAを買いますか?~GUNGGUNG子供用ブランコ自主回収のお知らせ – 重大な事故につながる危険

当ブログは広告を掲載しています。詳細はこちら

この記事は2014年9月19日時点の情報に基づいています(2024年1月31日一部更新)

IKEA(イケア)が子供用ブランコGUNGGUNG(グンググング)を“重大な事故につながる危険があります”とのことで自主回収を始めたそうです。

詳細(IKEAホームページ)
GUNGGUNG/グンググング 子供用ブランコ 自主回収のお知らせ - 重大な事故につながる危険があります
イケアのGUNGGUNG/グンググング ブランコをお持ちのお客さまにお願い申し上げます。ただちにブランコを取り外し、お子さまが使わないようにしてください。製品を最寄りのイケアストアまでお持ちいただくか、イケア・ジャパン カスタマーサポートセンターまでご連絡ください。商品代金を全額払い戻しいたします。

 

GUNGGUNG/グンググング 子供用ブランコ 自主回収のお知らせ – 重大な事故につながる危険があります

※IKEAスクリーンショット

私はこのお知らせを見て、どこか他人事だなと思いました
ふと、先日の日本マクドナルドの不衛生な鳥肉を使用していた事件でのサラ・カサノバCEOの会見を思い出しました。

“ブランコに使用されている部品がイケアの品質基準を満たしておらず、重大な事故につながる”とありますが、それって部品製造元の問題じゃなく、品質管理の問題でもなく、そもそも構造的な欠陥というか、設計上の問題じゃないの、と。

ちなみに、部品製造元があたかも外注先であることを連想させる記述ですが、果たして外注なのか自社工場で作っているものかは分かりません。

どうも腑に落ちないので、調べてみたところ、他のニュースサイトではもう少し詳しく記されていました。

“イケア:子供用ブランコ自主回収 バックル破損の恐れ”(毎日新聞 2014年09月17日)

この毎日新聞の記事によると、

“つりひものバックル部分が破損する恐れ”
“バックルの破損事例が海外で4件あり、うち1件は使用中にブランコが落下し、子供が足を骨折した。日本での事故報告はない。”

…とあります。

これってなんだか不誠実な対応のように思うのは私だけでしょうか?

直接的に自社の責任に言及することなく、あたかも部品製造元の責任であるかのように言い、消費者向けのお知らせには限定的なことしか言及しない。
これは単純に、文化の違いでしょうか?

先日の日本マクドナルドの事案ではCEOがかなり叩かれましたが、さて、IKEAに対しては今後どのような世間の反応があるのでしょうか?
ちなみに、日本マクドナルドの事案では健康被害は1名も出ませんでしたが。

2014/09/20追記:

日本コカ・コーラが「い・ろ・は・す みかん」555mlPETボトルにカビが混入していたということで自主回収を始めたそうです。

たった100円程度の商品を宅配業者の集荷サービスで引き取った上で返金。
ここまでやる必要が果たしてあるのかと思いますが、お詫びの言葉、詳しい情報開示、丁寧な対応、すべてにおいてIKEAを上回っているのではないでしょうか?少なくとも文化の違いの問題ではないように思いますが。

もっとも、誠実に対応しようとすればクレームの多さで倒産してしまうから、やむを得ないのかもしれませんね。

2024/01/31追記:その後も何度かIKEAからリコールが出されていますが、いつも同じ調子ですね。使用中止を呼び掛け、店まで持ってきたら金を返してやるよ、と。その手間については「お客さまにご迷惑をお掛けいたしますこと、お詫び申し上げます。」とは言っても、実際の被害については無言。そりゃあ中国人でなくとも暴動を起こしますよ(苦笑)
ここ数年は値下げをするときは大声で言うくせに、シレッと3倍以上に値上げしている商品も少なくありません。本当に、ロクでもない会社です。

関連記事

IKEAのMALMチェストが北米で死亡事故&中国でもリコールへ!日本ではどうなの?
IKEAの「MALM(マルム)チェスト」が北米で死亡事故を起こし、中国ではリコールを求められています。日本ではどうなのかというと、イケア・ジャパンは「日本でのたんすとしての基準を満たしており、事故の報告も受けておらず、日本でリコールを実施する予定はない」と述べています。

コメント