@IKEA_jp_Anna イケアの安全基準や対応はどうなっているのか?

当ブログは広告を掲載しています。詳細はこちら

IKEA大阪鶴浜

この記事は2012年4月12日時点の情報に基づいています(2024年1月19日一部更新)

IKEA(イケア)のホームページを見ると、「イケア製品からのホルムアルデヒド放出量は、EU規制よりもはるかに少なくなっています。」と書いてあります。実際のところどうなのか、メールで問い合わせしてみました。

しかし、10日間待つも返事がない。

まあ、イケアの場合は問い合わせても返事が遅いのは当たり前なので、電話で問い合わせることに。しかしながら、自動音声案内に従って進むと、該当する項目がなく、仕方なく再度、メールで問い合わせました。

しかし、1週間待てど返事はなし。

つまるところ、回答拒否していると判断せざるを得ないでしょう。

(※3週間以上経って回答がありました。追記参照。)

 

IKEAのホルムアルデヒド対応について

IKEAホームページの「終わりなき取り組み」というページには、以下のように書かれています。

No. 42
ホルムアルデヒドは、水や果物、木材などに存在する一般的な化合物ですが、製品の生産工程で添加される場合もあります。健康被害を避けるため、家具からのホルムアルデヒド放出量に関しては、厳しい要求事項があります。
イケアでは、木製品のホルムアルデヒド放出量を、天然木と同レベルに抑えたいと考えています。そのためにまず、製品にホルムアルデヒド溶剤のラッカーを使用することを禁止しました(1993年)。
次に、家具の表面に突き板を貼る際に使用する接着剤から、ホルムアルデヒドを除去しました。たとえばDAVE/ダイブ ラップトップテーブルは、天板にファイバーボードを使用することで、ここ数年でホルムアルデヒド放出量を約40%低減した例です。今日、イケア製品からのホルムアルデヒド放出量は、EU規制よりもはるかに少なくなっています。

文章の前半はコンセプトなので説明を省略しますが、1993年時点では大手国内家具メーカーでもラッカー塗料を使用していたので、その点では大手国内家具メーカーよりも行動が早かったと評価できます。

接着剤については時期について明示されていませんが、まあ少なくとも対応は遅くなかったと推測されます。

次のファイバーボード云々については、元々どういう素材を使用していたのか分かりかねますので
まったく判断ができないのですが、肝心なのは次のところです。

EU規制?

「EU規制」というと、日本の軽自動車のほとんどは欧州では走れないことのように、大変厳しい規制があると思われがちです。しかし、実際はと言うと、欧州での木質系合板などのホルムアルデヒド放出量の規制は日本で言うところのF☆☆相当と言われています(※追記参照)。

当ブログの学習机関連の記事などをご覧いただいた方などはご存じの通り、日本のメーカーの場合はF☆☆☆以上の合板を使うことがほとんどです。F☆☆相当の合板は家庭用家具用材としては国内生産ではあまり使われません。

そこで私はIKEAに対して、「”EU規制よりもはるかに少なくなっています。”と書いていますが、この表現を素直に受け止めるならば、日本での基準であるF☆☆☆またはF☆☆☆☆相当であると解釈できるのですが、実際のところはどうなのですか?」というようなことを問い合わせたものの、回答がないのです。

確かに、IKEAの問い合わせに対する回答はいつも遅く、不親切ですが、さすがに2回も問い合わせをして、のべ3週間も回答がないというのは考えられないので、不都合な回答を敢えて避けたということでしょう。

(※回答ありました。追記参照。)

私は何も、IKEAバッシングをしたいわけではありません。基本的にIKEAのコンセプトは素晴らしいと思っています。過去の事例を見ても消費者のために様々な取り組みをしてきているし、障害者の雇用にも積極的に取り組んでいます。

そこまで裏事情を知らなくても、これだけ全世界で売り上げているということは、それだけ多くの消費者に支持されていることとイコールなわけですから。

しかし今回、敢えてこのような問い合わせをしたのは、先日、日経ビジネスオンラインでミケル・オルソン イケアグループCEOのインタビュー記事を読んで、改めて、この会社の言っていることとやっていることにギャップを感じたからです。

その記事では、”商品に不具合があれば返品・交換してください、我々はそのデータをすぐに品質改善に繋げます”、ということだったのですが、今までクレームが生じてもまともに対応してくれたことはほとんどなく、言っていることが現実とは異なる、もしくは大風呂敷のように感じるわけです。

IKEAの家具は安心&安全?

IKEAの家具は、安くて良い…わけではないと私は思っています。

私の一番の懸念はIKEAのチェストがあまりにも壊れやすいということと、それよりも重要なのが安全性の問題です。

IKEAの多くの家具は、日本国内のメーカーであればPL法で生じうる損害賠償請求を恐れて作れない構造のものを堂々と販売し、そしてその結果責任を取りません。

(より正確に言えば、実際に身近でそういう問題が起こったわけではなく、今までのクレーム対応からするとそう考えざるを得ないということ。)

そして今回のホルムアルデヒド対策の不審点。

家そのものと違って家具のホルムアルデヒド含有量なんて微々たるものです。F☆☆だって普通の人には何ら問題ないと私は考えています。

その点で、”EU規制よりもはるかに少なくなっています。”という文言について問い合わせるというのは重箱の隅を突くような話かもしれませんが、個人的にはやはり、誠実な対応を期待したかったというわけです。

2012/04/16追記

ようやくIKEAから回答がありました。

お問い合わせの件でございますが、イケアで取り扱っている全製品は、大気中へのホルムアルデヒド放出量において、ヨーロッパの環境基準で最も厳しい「E1レベル」をクリアいたしております。
実際の数値につきましては公表いたしておりませんので、ご了承くださいませ。

とのこと。

IKEAホームページ上での”EU規制よりもはるかに少なくなっています。”という文言との整合性については相変わらず「?」の印象がありますが(どう考えても誇張表現のように感じられる)、まあ、ヨーロッパではE1が最高ランク(しかし実際にはE0が最高ランクという情報もあり)ということなので、納得するしかないでしょうか。

ちなみに、日本ではデシケータ法という計測方法が用いられ、ヨーロッパではパーフォレータ法という方法が用いられるため、それらの基準を単純比較することはできません(が、現在では日本のほうが基準が厳しい印象です。)。

よって、上記の「欧州での木質系合板などのホルムアルデヒド放出量の規制は日本で言うところのF☆☆相当と言われています」という記述については、そう言われていること自体は事実ですが、実際問題として比較のしようがないことですので誤解のないようにお願いします。

関連記事

IKEAのMALMチェストが北米で死亡事故&中国でもリコールへ!日本ではどうなの?
IKEAの「MALM(マルム)チェスト」が北米で死亡事故を起こし、中国ではリコールを求められています。日本ではどうなのかというと、イケア・ジャパンは「日本でのたんすとしての基準を満たしており、事故の報告も受けておらず、日本でリコールを実施す...

コメント

  1. Manabu より:

    客観的数値は出せませんが、参考までに経験を・・・
    自分は38歳、化学物質過敏もちですが、下記のイケアのアームチェアは強烈でした・・・
    http://store.shopping.yahoo.co.jp/dynasty/dia-1308.html?sc_e=slgpla_x
    頭痛、咳、くしゃみがひどく、半年以上ベランダに置いて物質が飛ぶのを待ちましたが改善なく、使用をあきらめて廃棄しました。
    (それまでの家具や建材は、数週間の換気で改善してました)

  2. 収納マン より:

    Manabuさま
    はじめまして^^情報提供ありがとうございます。
    ちなみに私も38歳、家具メーカーにいたときは家具に囲まれたためにさすがにホルムアルデヒドには過敏になりましたが、Manabuさまの場合は他の家具や建材では問題なかったのに、イケアの家具では問題が生じたというのはよっぽどですね。
    化学物質過敏症ということでそうでない方には概ね問題ないと思われますし、実は私の身内がこの商品に近いロッキングチェアを使用しておりまして、そこでは特に問題は生じていないのですが、Manabuさまの体験はやはりイケアの商品には不都合な真実があるように思われる事例ですね。
    よく、夏場だとホルムアルデヒドが放出されやすいと言われますが、半年経っても改善しないというのは季節要因ではないということですよね。
    ただ本商品には木部の使用量が少ないことを考えると、生地またはウレタンフォームに原因物質が含まれる可能性も考えられます。
    日本のメーカーであれば一度お問い合わせを・・・と言いたいところですが、相手はイケアですから残念ながら何の期待もできませんね。
    私としては残念ながら、諸手を挙げてイケア絶賛な世の中に対して細々と反対意見を述べるのが精一杯です^^;

  3. ayakojoo より:

    イケアのホルムアルデヒドの放散速度はF☆☆でした。うちはテーブルで家族四人がシックハウスに罹患し裁判中です。
    しかし、法律が家具には適応されないためイケアは最終的に逃げに入ります。
    裁判でイケアから入手した資料もあるので、証拠を各自で持ち、大勢て戦わなければいけません。世論を動かすしかないのです!
    イケアで買った家具は、イケアに回収させてはいけません。証拠隠滅を図るので各自でラップで巻き、銀紙で繰るんでホルムアルデヒドをそれ以上放散しないようにして保管。今後テレビなどで賑わった時に一緒に訴訟に参加するのです。
    必ずイケアは罰せられます。

  4. 収納マン より:

    ayakojooさま
    はじめまして^^
    裁判中とは、大変ですねー。
    おそらく、裁判に至るまでにも腹に据えかねる対応があったこととお察しします。
    おっしゃる通り、こういう問題には世論を動かすしかないと思います。
    私はよく、イケア信者から「イケア嫌いな人」として批判を受けるんですけど(苦笑)、良いところは良い、ダメなところはダメだとハッキリ言わなければならないと思っています。
    今はネットの時代ですから、こういう被害報告も拡散しやすい世の中になっていると思います。
    ですが世論や政治は老人が動かしていますので、ネットからテレビに繋げていかなくてはなりません。
    ayakojooさまのご家族におかれましては体調を崩されて大変なことと思いますが、地道に糾弾して参りましょう。

  5. ayakojoo より:

    私はイケア大好きでした(笑)
    日本にイケアが来る前から香港イケア等を利用してイケア商品を使ってました。
    きちっとした会社だと思っていたのに残念です・・・
    ご返事ありがとうございます。

  6. 収納マン より:

    ayakojooさま
    そうなんですかー。それは残念でしたね…。
    会社としては割りとキッチリしているとは思うんですけどね、個別には動かないし、クレーム対応も費用対効果を考えているような気がします。
    特に家具については、安全基準が日本とはまったく違うので話になりません。
    裁判、大変かと思いますが、陰ながら応援しております。