ソファーのリフォーム 「張り替え」ならぬ「塗り替え」(4)ウレタンの修復

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この記事は2013年4月14日時点の情報に基づいています(2024年1月23日一部更新)

前回の続き

今度はへたったウレタンを修復していきます。

一番良いのは全部入れ替えてしまうことですが、そんなことをすれば新しいソファーが一つ買えてしまう値段になるので、使える部分(=あまり傷んでいない部分)は温存して、ボロボロで修復しにくい部分だけウレタンを入れ替えたり補強することにしました。

 

いや~、それにしても世の中便利になりましたね~。

必要なサイズのウレタンがオーダーできるんですから!

で、届きましたウレタン約8,000円相当がこちら ↓

ウレタン約8,000円分が届いた

やっぱり、新しいウレタンはええわ~。

「女房と畳は新しいほうが良い」ではありませんが、新しいウレタンはもちもちしててずっと触ってたいくらい気持ちいいです(笑)

もっとも、私は女房は新しいほうが良いとは思わないですけど、バナナは新しくて青いのに限ります。

 

さーて、こちらの座面のウレタン。

左肘側(写真手前)の角が崩れ落ちています。

ヨレヨレの座部ウレタン

これはこの部分だけ補修するというわけにもいかない…。

また、座の1/4だけカットしてそこを補うようにすると、残り3/4との間にお尻がハマってしまいかねない…。

そんなわけで、この1/4を切り落とし、隣の1/4のチップウレタンのSバネがめり込んでいた部分を切除し、それらを補う部分を一体して整形して接着することにしました。

 

まずは注文の都合上、1枚に仕上げたチップウレタンをカット。

おNewのチップウレタンをカット

カッターナイフだとあまり上手に切れません…。

 

そしてこの2枚をスプレーのりZ-3で接着!

2枚のチップウレタンを重ねてスプレーのりZ3で接着

縁取りしてから真ん中を万遍なく塗っていきます。

接着するほうとされる方、両面に塗らなければなりません。

 

ちなみにZ-3はかなりネバネバで糸を引きます。

スプレーのりZ3はネバネバ

私が勤めていた家具工場では青い色のもので、もうちょっと穏やかなネチッと加減でしたが…。

こちらは若干、下品な感じです。

でもまあ、ちゃんとくっつきます。

 

これに20mm厚のウレタンをカットして貼ります。

20mmくらいならハサミで切れますね。

20mm厚くらいのウレタンならハサミでカット

ちなみにこのハサミは私が幼稚園児の頃から使ってます(笑)

 

同様にZ-3で接着して完成!

下が切り落とした古いウレタン、上が新しいウレタンです。

上=おNewウレタン 下=古いウレタン

 

一方で、どうにもならない左肘側1/4を切除し、その隣の1/4のチップウレタンを2枚におろします。

まずは赤の油性ペンで切り取り線を引いて…

傷んだチップウレタンを2枚におろすべくカットラインを下書き

 

カッターナイフで2枚におろしました。

傷んだチップウレタンを2枚におろした状態

 

デコボコしているので、カッターで表面を削ってみましたが、指でつまんでちぎっていくほうが楽でした(笑)

チップウレタンは削るよりちぎるほうが楽

なんか、じーっと見てると、立体的に浮かび上がってきそう…(笑)

 

そして残りの温存したウレタンと合体!

(底面から見た状態)

新旧ウレタンを合体!

 

ちょっと分かりにくいですかね?

断面図はこうなっています ↓

座部ウレタンの断面図

 

上面から見るとこんな感じです ↓

新旧ウレタンを合体して木枠に乗せる

 

今度は背のウレタンのへたってる部分を補っていきます。

背を新しいウレタンで盛る

 

10mm厚を重ねているので若干段差が生じるのはご愛嬌(笑)

使っている間に、こなれてくるでしょう。

まあテキトーです(段差アリ)

つづく

ソファーのリフォーム 「張り替え」ならぬ「塗り替え」(5)中身の仕上げ
この記事は2013年4月15日時点の情報に基づいています(2024年1月23日一部更新) ※前回の続き 座部と背部のウレタンの成形がほぼ完了したので、表面に貼ってあったシート状の綿を新調することに。 これは10mm厚のキルト芯で代用しました...

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