※前回の続き
妻が「ソファがキレイになるならなんでもいい。」と言ってくれたので、ソファーを「塗り替える」ことにしました。
しかし、ソファーの正面から見て左側はあまり傷んでいない一方で、右側のほうはウレタンが相当へたってきています。そのため、単に塗り替えるだけでなく、開腹手術でウレタンも補強することにしました。
作業の流れを説明する前に、最初に断り書きをしておきます。
- 結果として成功だったか失敗だったかというと、私的には失敗でした(苦笑)
- 実際に掛かったコストに労働対価を考慮すれば新品を買ったほうが良いです。
- 普通は一般家庭にないエアタッカーを使用します。
- 3畳程度のスペースが必要で、ウレタンのカスまみれになります(苦笑)
- 危険な作業があります。マネする場合は自己責任でお願いします。
- シーベックス・インテリアではソファーの張り替えはやっておりません。
まずは底面の金巾(かなきん=黒い布)を剥がします。
このようにタッカー(ステープル)をマイナスドライバーでめくり上げ、ペンチで引き抜いていきます。非常に破れやすいので注意が必要です。
引き続き、張地のタッカーも同様にして外していくのですが、金巾は薄いのでタッカーがめくり上げにくく、ここが一番大変です。
ちなみにこの作業、前に勤めていた家具メーカーの研修時に、一日中やっていたことがあります。もうね、マイナスドライバーで何度も手を刺して、ボロボロになったのを覚えていますよ…。
もちろん労災なんてものは使えません。現代の蟹工船です(苦笑)
金巾を剥がすとこんな感じ ↓
右側面(左肘側=写真左)のウレタンがボロボロになっていました。正面から見て右側の座面のチップウレタンがSバネに食い込んでいました。ナイロンのメッシュシートが破れてしまっていたんですね(下写真参照)。
右側面(左肘側)の側面のウレタンは本当にボロボロです。
左側面(右肘側)はほとんど傷んでいないのですが…。
「おぬし、わかっておるだろうな・・・!」
「お殿様、おやめください!あ~れ~!」
…というわけで、身ぐるみを剥ぎました(笑)
パッと見た目、ウレタンはほとんど傷んでいません。
が、綿のシートがボロボロになっていました。
座ったときのザラザラ感はこれが原因だったのか…。
再び右側面(左肘側)。
これ、どうやって修復するかな~?
右側面(左肘側)の背部のウレタンもへたってます。
左側面(右肘側)はほとんど傷んでいません。
右側(左肘側)の座面のメッシュシートは破れ落ちているようです。
さて…どうやって分解するかしばらく思案しましたが、半ば強引にウレタンを引っぺがしました。
(一応、木枠やメッシュシートにウレタンが接着されているのです。)
おお~~っ。
慎重にやったので、思いのほかキレイに剥がれました!
でもナイロンのメッシュシートはSバネとの摩擦に負けてズタボロ…。
まずはこれをなんとかせねばなりません。
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