ニトムズとアイリスオーヤマのガラス飛散防止シートを貼り比べてみた結果

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この記事は2013年12月15日時点の情報に基づいています(2024年1月26日一部更新)

今回、実家の窓にガラス飛散防止フィルムを貼るにあたって、最初はアイリスオーヤマの「飛散防止フィルムHBF-9618N」を購入しました。アイリスオーヤマならそれなりに信頼できると思ったし、価格も他社製品より安かったからです。

しかし、取扱説明書に不信を抱く点が多々あり、また私が下手だったせいもあるのか、数日後に見ると空気が残っているところがいくつかあったので、他社製品も試してみることにしました。それが、ニトムズの「ガラス飛散防止シートM6330」です。

ニトムズと言えば、「コロコロ」でお馴染みですよね。

粘着シートでは信頼性は非常に高いです。また、アイリスのほうは厚みが0.05mm、ニトムズは同0.075mmと、1.5倍であるため、こちらのほうがガラス飛散防止や防犯に効果が高く、また、厚みがあったほうが空気が入りにくいと思ったのです。

以下、これらの違いについて比較検証してみました。

 

ニトムズvsアイリス 飛散防止シート

作業性

ニトムズは「はがし口シール」付き

ニトムズの「はがし口シール」

アイリスオーヤマのものをカットする際に、台紙が透明だと非常にカットしにくいと分かったので、台紙が透明でないものを探しました。しかし、見つけることができませんでした。

つまるところ、カットしやすさという点では、どっちもどっちです。しかしながら、ニトムズのほうには台紙の角に「はがし口シール」が付いており、一方でアイリスオーヤマのほうにはそういうものは付いていません。そのため、フィルムと台紙を剥がす際はニトムズのほうがやりやすかったです。「はがし口シール」が付いているため表裏も分かりやすいと思います。

ニトムズは「ヘラ」付き

ニトムズの専用ヘラ

さらに、ニトムズのほうには専用のヘラ(ポリプロピレン製?)が付いています。

それも含めて、初めての方にはニトムズのほうが施工しやすいと思います。

アイリスは薄いが意外と傷つきにくい

アイリスオーヤマのときはアクリル製定規で

ちなみに、アイリスオーヤマのフィルムを貼るときは、アクリル製の定規でやっていました。

引き続き、ニトムズのシートを貼るときも、専用ヘラが付いているにもかかわらず、私はアクリル定規のほうが幅が広くて良いと思って使ってました。しかし、それだとフィルム表面に細かな擦り傷が付いてしまいました。

アイリスオーヤマのフィルムではアクリル製の定規でやっても、まったくキズが付かなかったんですが、ニトムズのシートの場合は、専用ヘラでやっても多少擦り傷がつきます。どうも、ニトムズのほうが表面が軟らかいようです。

あと、使用方法に記載されている手順は、ニトムズのほうが適正だと思いますね。アイリスオーヤマのほうは非現実的で不親切だと思います。

ニトムズは気泡が残りにくい

当初思った通り、厚みが1.5倍のニトムズのシートは、私の感覚で言うと、アイリスオーヤマの1/2程度しか空気と水が窓ガラスとフィルムの間に残りませんでした。よって、この点でもニトムズのほうがオススメです。素人でも失敗が少ないと思います。

見た目の違いはなし

あと、これらのようなUVカットフィルムの場合、完全には透明ではないため、貼っていないガラスと貼ったガラスを比べると、貼ったほうは確かにほんの少しだけ色がついているのが分かります。それでも、すべて貼ってしまえば、貼ってあるのかどうかは、かなり近くまで近寄らない限り、分からない程度です。

また、厚みが1.5倍あるニトムズのシートは、アイリスオーヤマのフィルムよりも、理屈上、透明度が劣るはずなのですが、少なくとも私の目で見る限りは違いは分かりませんでした。

ガラス飛散防止効果はニトムズ優位?

最後に効果についてですが、これは比較が難しいです。理屈上は、ガラス飛散防止および防犯性能において、厚みが1.5倍のニトムズのほうが優れていると思われます。

UVカットに関しては、表示を見る限りはいずれも99%カットなので、その違いはほぼないと考えて良いのではないでしょうか。

また、実際に住んでいる母によると、今の時期(冬)、断熱効果があるように感じるということです。実際、結露があまり発生しなくなったということです。ただし、どちらのほうが優れているかというところまでは判断できていないようです。

 

以上、私なりに検証しましたところで申し上げれば、お値段は少しだけ高いものの、ニトムズのほうがオススメです。ただ、表面が少しキズつきやすいようなので、あまりキツく擦らないほうが良さそうですね。もしくは、取扱説明書に書いてあるように、表面にも入念に水を吹きかけたほうが良いでしょう。

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