収納マンが「現代のバイブル」と考える一冊の本があります。
それは、スティーブン・R・コヴィー氏の『7つの習慣』です。
この本は本当に素晴らしいです。
現代人にとって本当に必要なことがすべて書かれているように思います。
「すべて?」
もちろん!収納に当てはまることもズバリ書いてあります。
というか、私にはそのように思えて仕方ありません。
『7つの習慣』は500ページ近くもあるハードカバーの本なので、
非常に取っつきにくく、また、やや難解です。
ですので副読本として『まんがと図解でわかる7つの習慣』をオススメしますが、最初からこれを読んでしまうと、『7つの習慣』が薄っぺらいものに成り下がってしまうかもしれません。
なので是非、『7つの習慣』を読まれたことのない方は読んでいただき、「そういえば昔、読んだことがあるな~」という方は『まんがと図解でわかる~』のほうも併せて読まれることをオススメします。
これはこれで、非常に良い本です。
さて、今回は『7つの習慣』の中で書かれている重要なことのひとつ、タイムマネジメントについて説明したいと思います。
片づける時間の生み出し方
タイムマネジメント=時間管理というのはカッコイイ言葉ですが、コヴィー氏はそんなことはできないし、無駄だと言っています。
その点でフランクリン・プランナーになぜタイムスケジュール欄があるのか私としては納得がいかないところがあったのですが、それはともかく、時間を管理するのではなく、行動を管理せよと、コヴィー氏は言っています。
それが
第3の習慣–重要事項を優先する
です。
図で説明しましょう。
上図のように、行動を重要度と緊急度で4つに分類します。
第1領域=緊急で重要なこと ⇒減らす
- 締め切りのある仕事
- 大事な人との急な約束
- 病気や災害
第2領域=緊急ではないが重要なこと ⇒増やす
- 人間関係づくり
- 仕事や勉強の準備や計画
- 健康維持や自己啓発
第3領域=緊急だが重要でないこと ⇒減らす
- 日々の電話や会議、報告書
- 重要でないメールへの返信
- 突然の来客対応
第4領域=緊急でも重要でもないこと ⇒減らす
- 待ち時間
- テレビやネットを見続ける
- だらだらとゲームや携帯電話を使う
(以上、『まんがと図解でわかる7つの習慣』p75より引用)
上記の通り、第2領域を増やすために、それ以外の3つの領域に位置づけられる行動を減らすことで時間を作り出す、というのが、コヴィー氏の推奨するタイム・クリエイト術です。
そして、片付けはズバリ、第2領域に属します。
緊急ではないが重要だからです。
時間がないから片付けられないのではなく、時間を作るために片付ける。
そして、片付ければ片付けるほど時間ができ、時間を作り出すスキルが向上し、人生を好転させることが可能なのです。
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