学習机にデスクカーペットって必要?

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学習机にデスクカーペットって必要?

この記事は2014年1月14日時点の情報に基づいています(2024年1月27日一部更新)

学習机にデスクカーペットって必要?

こちらのブログでご質問をいただいたことはたぶんないのですが、お客様宅では何度かご相談を受けたことがあります。

まず、応援販売で家具店の店頭に立っていた経験で言いますと、学習机とセットでデスクカーペットを購入されるお客様は、20人に1人いるかいないかというくらいという印象でしたね。つまり、ほとんどの方が購入されないというのが実際のところです。

2024/01/27追記:今となっては20年以上も前の話です。当時はまだ子供部屋が和室ということも少なくなかったため、洋室が増えた現在とは事情が異なる可能性があります。

また、我が家の場合は賃貸で、クッションフロア(フローリングのように見えるビニール製の長尺シート)の床の上に直接、学習机と「バランススタディ」を置いて使用しているのですが、特に床が傷んでいるという印象はありません。

ちなみに、私が子供の頃、実家では、フローリングの上になぜか畳表を敷いた上にスチール製デスクとくるくるメカの学習椅子を置いて使用しており、畳表がボロボロになってしまった記憶があります。

つまるところ、デスクカーペットが必要かどうかは学習机を置く部屋の床の状況と申しますか、どんな椅子を選ぶかによって異なります。以下、椅子の形状毎にデスクカーペットに必要性をまとめてみました。

 

キャスター付き木製椅子

キャスター付きの学習用木製椅子の場合、座るとキャスターが引っ込んで、木製のフレームが床に直接接するかたちになるのが一般的です。その状態で椅子を動かすと、フローリングをキズつけてしまう可能性が高いと言えます。また、同様に畳も傷みやすいでしょう。

一方で、クッションフロアや塩ビタイル の場合はキズの心配は少ないと思います。

 

木製4本脚チェア

木製の4本脚チェアの場合は、脚の裏に椅子用フェルトを付けることでフローリングがキズつくことを防いでくれます。また、何も付けないよりも椅子を引くのが楽です。

畳の上で4本脚チェアを使う場合は、畳が傷まないように厚手のデスクカーペットを敷いたほうが良いでしょう。クッションフロアや塩ビタイルの場合はフェルトを付けることで椅子をスムーズに引けなくなることもあり、どちらが良いかは一概に言えません。

 

スキー脚の木製椅子

スキー脚の木製椅子の場合は、カーペットの上でスムーズに椅子を引きやすく、フローリングの上ではフェルトを貼ることでキズの心配がありません。基本的にどちらにでも対応しやすいです。

畳の場合は畳が傷むのを防ぐために厚手のデスクカーペットを敷いたほうが無難です。

 

バランスチェア

バランスチェアの場合はフローリングでも畳でもデスクカーペットを敷いたほうが無難だと個人的には思います。フローリングの場合もフェルトを付けることは難しいからです。

なお、クッションフロアや塩ビタイルの場合はそのままで問題ないでしょう。

 

キャスター付き回転チェア

学習用回転チェアのキャスターはナイロン製が一般的です。ナイロンキャスターはウレタンキャスターに比べると寿命が長い一方、フローリングに押しキズ(凹みキズ)をつける可能性があります。なので、フローリングでも畳でもデスクカーペットを敷くのが無難です。クッションフロアや塩ビタイルの場合はデスクカーペットを敷かなくても問題ありません。

大人用の回転チェアにはウレタンキャスターを採用しているものもあります。一般的にウレタンキャスターならデスクカーペットを敷く必要性は低いと言われています。むしろデスクカーペットを敷くことでキャスターの動きが重く感じられます。

ちなみに、ウレタンキャスターは5~10年程度で劣化して表面が剥がれてくることが多いです。そのため、学習用は耐久性重視でナイロンキャスターが採用されるのが一般的となっています。

 

個人的にはデスクカーペットは敷かなくて問題ないならそのほうがベターだと考えています。逆に言うと、デスクカーペットを敷かなくて済む椅子を選ぶのが理想的です。デスクカーペットを敷くと髪の毛やホコリが絡みやすく、掃除がしにくくなるためです。

畳の場合は傷まないようにと考えれば厚手のデスクカーペットを敷いたほうが無難です。薄手のデスクカーペットでは波打ったりめくれ上がったりしやすくなります。ただ、畳は畳表が傷めば張り替えるということもできます。そう割り切ってしまうことができれば、何も敷かないほうが良いと言えるでしょう。

なお、デスクカーペットと一言で言っても様々なものがあります。学習用としてはナイロン系の厚手のものが一般的ですが、サンコーの「おくだけ吸着」やアキレスの「チェアマット」などもあります。ニーズやご予算に応じて選んでいただければと思います。

デスクカーペットの必要性に関する最新の記事は下記をご覧ください。
学習机を置くときにデスクカーペットって本当に必要ですか?
学習机を設置するにあたって、デスクカーペットは必要でしょうか。畳の上に置く場合やキャスター付きの椅子を使う場合は敷いたほうが良いでしょう。一方で、4本脚チェアやウレタン製キャスターの椅子を使うことで、フローリングの上にデスクカーペットを敷かなくて済む場合もあります。

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コメント

  1. かなこりあ より:

    こんにちは。
    いつも為になる情報をありがとうございます。
    早速質問なのですが、畳の部屋に学習机を置こうと思っていますが、デスクカーペットは必要でしょうか?

  2. 収納マン より:

    かなこりあさま
    こんにちは^^
    本文は基本的にフローリングもしくはクッションフロアの床を想定して書いていますので、これが畳ということになりますと、デスクカーペットは敷いたほうが無難でしょうね。
    お客様宅でもたまに畳の上に直接、学習机と椅子を置いてあるのを見ますが、椅子の下はもれなく畳がボロボロになっています。
    見た目に良くないだけでなく、い草がゴミになってしまいますからね。

  3. かなこりあ より:

    ありがとうございます。
    やはり、畳にはしかないと大変なことになりそうですね。
    そこでもうひとつお尋ねしたいのですが、
    我が家は当面 机2脚を並べて使用する予定にしておりますが、専用のデスクカーペットと、普通のカーペット、違いがありますでしょうか?
    サイズ的には普通の1枚で入りそうなので。

  4. 収納マン より:

    かなこりあさま
    専用のデスクカーペットと普通のカーペットの違いについて。
    基本的にデスクカーペットは特別なものではないのですが、強いて言えば、たとえばコイズミやイトーキのデスクカーペットの場合、デスクチェアを上に乗せて使用するのに適したものとなっています。つまり、最適なサイズで、ナイロン100%で、丸洗い可能ということなどですね。
    ナイロンは摩耗に強い素材です。ポリエステルは柔らかく肌触りは良いですが摩耗には弱いです。またアクリルは摩擦によって毛玉になる可能性があります。
    また毛足は一般的なカーペットでは長いこともあり、デスクカーペットの場合はデスクチェアを使用するのに最適化された長さになっていると思います。
    ほか、デスクカーペットは角がめくり上がりにくいように丸くカットしています。
    ナイロン100%のカーペットというのはあまり一般的とは言えないので、それを第一条件にすると探すのが難しいかもしれません。比較的、摩擦に強い素材で、あまり毛足が長くないもので探してもらったら良いのではないかと思います。