コイズミファニテックさんに聞いた!学習環境に適したLEDデスクライトの条件

コイズミファニテックのショールームにて、
コイズミファニテック(株)商品部商品課のK課長から
うかがったお話の続きです(Q&Aの前編はコチラ)。
コイズミファニテック・ショールーム中央付近 コイズミファニテック・ショールーム奥のほう

Q6. 学習環境に適したLEDデスクライトの条件とは?

御社デスクカタログでは、
 (1)光の色が適切であること、
 (2)明るさが確保できていること、
 (3)まぶしくないこと、
 (4)均斉度が高いこと、をデスクライトを選ぶ際の
 チェックポイントとして挙げておられますが、
 私はその条件をより具体的に可視化した場合、
 (1)シェードの幅が広いこと、
 (2)多灯式LEDを採用していること、
 (3)調色機能があること、と考えています。
 この考え方は間違ってないですか?
 またその考え方に従うと、最強のLEDデスクライトは
 御社のSB-245(ECL-246)だと思っているのですが?
(K課長)
そのお考えで基本的には間違いないと思います。
いや~、やっぱり間違ってなかったですか!
 LEDデスクライトはどれも明るい!
 けれども問題はやっぱり、まぶしすぎることがあるんですよね。
 明るけりゃ良いってもんじゃなくて、
 まんべんなくデスク全体が照らせるほうが良い

 そうすると、やっぱりシェード幅の広いものが良いわけで。
 また、1~3灯式のパワーLEDを使うよりも、
 出力が弱くてもたくさんのLED電球を使って、
 「点」ではなく「面」で照らせたほうが良い
ですよね。
 しかもそうすることで、影が多重に出ることもないわけで。
 さらに、調色機能付きのほうが、
 リラックスした状態で長時間勉強したり、
 短時間集中で勉強に取り組んだり、
 作業に合わせて最適な光を選ぶことができますもんね。
 調光機能もあればベターですが、調色機能のほうが重要ですよね。
 (ちなみに上記SB-245には2段階調光機能が付いています)

Q7. 御社はブルーライトについてどうお考えですか?

2014年度、オカムラさんがおそらく唯一、ブルーライトに言及してきました。
 ブルーライトの影響についてはまだ研究が進んでいる最中ですが、
 御社はブルーライトについてどのように考えてらっしゃいますか?
(K課長)
現在のところ、弊社LEDデスクライトにはブルーライトを
カットする機能は搭載しておりません。
ブルーライトの影響については研究を進めていますが、
テレビ・パソコンなどのディスプレーと違い、
スタンドライトの光は直接見るものではない
ため、
現状では、ブルーライトは健康に悪影響を及ぼす心配がないと考えております。
ちなみに、ブルーライトは昼白色光源、
弊社商品で言うところの「計算モード」に多く含まれます。
このモードでブルーライトをカットいていくと、
覚醒作用が減り、「計算モード」に適さない光となってしまいます
確かに、デスクライトって普通は光源を直接覗き込まないですよね(笑)
 しかもなるほど・・・ブルーライトは一概に「悪」ではないのですね。
 もし心配な場合は、「勉強モード」を中心に使うのが良いかもしれません。
 はやく、確実な研究成果が出ると良いですね。

Q8. もうちょっとデザインがどうにかなりませんか?

御社のデスクライト、機能的には素晴らしいのですが、
 このデザインはもうちょっとシュッとスマートになりませんか?
(K課長)
このボリューム感のことですね。
これは熱が逃げやすいように、また光に拡散性を持たせるため
必要な構造であるのと同時に、搭載する学習机とのバランスも考慮しています。
え?LEDでも熱が出るんですか!
 それと、反射板と光源の間にある程度距離がないと
 拡散性を持たせることはできないから、
 どうしてもこのくらいの厚みが必要ということなんですね。

Q9. 御社のデスク天板はUV塗装ですか?

10年ほど前、各社とも「天板UV塗装」と大々的に表示していました。
 近年はそれについて言及されていないように思うのですが、
 これはもう、言わなくても当たり前になったからでしょうか?
 もしくは御社ではもう使っていない技術なのでしょうか?
 (※UV塗装とは、塗装面の仕上げに紫外線を照射することによって、
  表面硬度を高める技術を用いた塗装のことです。
  原理としては、ネイルサロンで仕上げに使う、アレと同じですよ。)
(K課長)
弊社では、下塗りにUV塗装を施し、
トップコート(上塗り)はウレタン塗装を施しています

トップにUV塗装を施すと、ツヤが出てしまい、質感を失うからです。
また、ウレタン塗装でも2Hの硬度を確保することができるので、
それで十分だと考えております。
また、弊社では天板にキズが付くことをネガティブには捉えていません。
キズが思い出になる・・・それも良いことだと思っています。
なお、PREO(プレオ)やLakeWood(レイクウッド)は
ウレタン塗装のみで仕上げています。
下塗りにUV塗装を施しているのは主にMDF天板のものです。
ちなみに、うかがったお話によると、
 未だに大々的に「天板UV塗装」と謳っている浜本工芸は、
 かなり特殊な方法でトップコートにUV塗装を施しているらしいです。
 しかしまあ、レイクウッドでも2Hの硬度が確保されていたとは・・・
 普通、鉛筆はHBくらいしか使いませんから、十分安心できますね。

Q10. ステップアップデスクについて、教えてください

ステップアップデスク(組み替え式デスク)って、
 いろいろレイアウトを変更できるわけですが、
 本当に必要な機能なんでしょうか?
 また実際のところ、購入された方はその機能を活かしてるんでしょうか?
(K課長)
ステップアップデスクは弊社が一番最初に販売を開始しました
かなりの割合で、ステップアップデスクが選ばれています
7~8年前の発売当時は、最初からスタンダードスタイル、
つまりいわゆる普通の学習机のようなレイアウトで
子供部屋に設置されているお宅が90%程度という状況でした。
が、昨年の調査では、70%程度という数字となりました。
それはつまり、よりステップアップデスク本来の機能を活かして、
 たとえば最初はデスク本体だけをリビングダイニングに置いて、
 書棚は子供部屋に置いておいて、ゆくゆくはドッキングさせる・・・
 という使い方をされるお宅などが増えているということですね。
 確かに、そう考えると、ステップアップデスクというのは、
 本当によくできていますね~。
 いわゆる、旧・スチールデスクメーカー系の各社も、
 ニトリやイオンなども、こぞって組み替え式デスクを採用するのも
 納得のできる話です。
 いやはや・・・私の認識は改めねばなりませんね。
 でもまあ、70%程度は、いわゆるベーシックデスクの形、
 というのも、やっぱりな、という感じもします。
 是非せっかくですから、その機能をフルに活かしてもらいたいですよね。

Q11. 学習机は、いつを旨として選べば良いんでしょう?

ステップアップデスクでも、天板昇降式デスクでも、チェアでも、
 みなさん、入学時のことを考えれば良いのか、
 それとも本格的に勉強する時期のことを考えれば良いのか、
 はたまた子供が使い終わったあとのことまで考えれば良いのか、
 そのへんが難しいとおっしゃいますが?
 座りやすさ、設置場所、設置スペース、収納量・・・
 ある程度、お子さんの成長とともに変化していきますが。
(K課長)
本格的に使い始める、中学生からじゃないでしょうか。
なるほど、やっぱりそうですね。
 ご家庭によって様々だとは思いますが、
 一般的には、高校受験で使用するシーンを旨とするわけですね。
 中学生以降に、座りやすい&使いやすい大きさ、
 そのときに置く場所、置き方(レイアウト)、
 教科書や参考書などの量・・・そういうのをイメージすると良いのですね。

Q12. ほかに何か、面白いネタないですか?

(K課長)
2014年度、弊社では6本脚の回転チェアを導入しています。
これは学習机メーカーで、唯一です。
今までの5本脚に比べ、より安定しているのが大きな特徴です。
当社比でプラス3度(18度の傾斜角)の安定性を実現しています。

ええっ!?オフィスチェアでは珍しくないのですが、
 学習用では初の取り組みなんですか!
 それは私が子供のときだったら、うってつけの安全性ですね(笑)

Q13. 最後に、これから学習机を購入される父兄に一言

(K課長)
学習机は、お子様の「お城」、「場所」です。
大切に使っていただきたいし、
お子さんに合ったものをずっと使っていただけたらと思います。
それが弊社の学習机だったら我々にとっても最高・・・
そう思って、選んでいただけるように、日々頑張っています(笑)
なるほど~。子供にとっての、「お城」「場所」ですか。
 そういえば最初のほうに、こんな質問をしたんです。
 「御社ではキッズコンポシリーズのベッド+デスクを扱ってますが、
  これって実際のところ、やりたくてやってるんですか?」
と。
 「ライナップ増やすと大変でしょ?儲からないでしょう?」と。
 
 そうすると、K課長は、こう答えました。
 「こういう形は努力の甲斐あってようやく普及してきたところで、
  正直、儲かるからやるというものではないです。」
 「弊社は"子供部屋のコーディネート"を目指しています。
  そのためのひとつがベッドなのです。
  また、カラーコーディネートという視点で申し上げますと、
  たとえばCDシリーズは引出の前板のカラーが選べるように
  なっていますが、これは選ぶ際に、
  親子の目線を合わせ一緒に選べるということで、
  親子のコミュニケーションに一役買っています。」

 
オフィスに戻ってから、
机の上に置いたコイズミのカタログを見て、
ふと、気付きました。
コイズミ・カタログ「Kids fun」
"Kid's fun"
子供の、楽しみ。

慌てて、過去のコイズミのデスクカタログを引っ張り出してみましたが、
私の手元にある2011年度以降、いつも表紙には"Kid's fun"の文字が。
ちょっと、目の覚める思いでしたね。
コイズミさんは、「子供の楽しみ」「子供の喜ぶ顔」を常に思い描きながら、
商品開発をし、子供部屋をコーディネートできるように
ラインナップを考えていたんですね。
まるで、お父さんやお母さんが、
子供にプレゼントを選ぶときのような気持ちで・・・。
良い学習机とは・・・?
コイズミさんの答えはスバリ、
「子供にとって楽しいもの」なのですね。

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