スチールワイヤーシェルフの互換性(7)ルミナスラック(ドウシシャ)

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ドウシシャ・ルミナスラック カタログ

この記事は2012年6月14日時点の情報に基づいています(2024年1月21日一部更新)

「徹底比較☆スチールワイヤーシェルフ」を作成した2004年当時を思うと、本家「エレクター」と、既にこの手の商品の代名詞となっていた「メタルラック」に対し、市場シェアこそ高かったもののブランドしてはちょっと弱かった「ルミナスラック」が、ここまで地位を高めるとはちょっと予想外でした。

最近ではこの手の商品のことを「ルミナス」と言う人までいるくらいですからね。それほど、定着してきた感がありますし、おそらく、市場シェアは単独1位になったんじゃないでしょうか?(あくまで収納マンの推測)

個人的にも、「御三家の中でどれが良い?」と聞かれたら、正直、ルミナスラック(ドウシシャ)をオススメします。その理由はいくつかありますが…

  • ホームセンター、ネットでも購入しやすい
  • オプションパーツ等が手に入りやすい
  • サイズや価格等のラインナップが豊富
  • オプションパーツが豊富
  • コストパフォーマンスが良い

…などなど。

例えて言うならば、現在のルミナスラックは車で言うとトヨタみたいなもの。
全国どこに行ってもトヨタ系のディーラーってありますよね?
ちょっと困ったことがあっても、部品供給が容易なわけです。

ちなみに、あくまで個人的な主観ですが、エレクターは車で言えばアウディーやフォルクスワーゲンかな?
ただ、10年来のユーザーとして思うことは、購入時はそう思ったけど、実際はダイハツのタントみたいな感じというのが率直なところ。軽自動車の中ではトップクラスだけれども、GT-Rやレクサスの前に出たら下を向いてしまう。所詮は収納グッズですから…。

一応、メタルラックについても言及しておくと、もちろんこれもあくまでも私の主観ですが、日産かマツダという印象でしょうか…。
アイリスオーヤマ全体で見れば間違いなくトヨタなんですけどね。
また、ルミナスラックは他社と比べると販売が上手いだけでなく、常に進化し続けるというか、挑戦者である印象もあります。

ルミナスプラス、ルミナスS40、ルミナスアルファ、ポール径32mmシリーズ、プリメージなどなど…すべて廃番となりましたが(苦笑)、オプションパーツでも色々とチャレンジしてきました。これらが売れなくて消えていったことは非常に残念ですが、そういう面でも今後、期待していきたいブランドです。

さてさて、肝心の互換性についてですが、そもそもルミナスラックのユーザーであれば、基本的に他社製パーツを必要とする可能性はほぼないでしょうね。それだけ、オプションパーツが充実していますから。

アイリスオーヤマには廉価版メタルシェルフSE-918がありますが、ドウシシャにもルミナスラックの廉価版があります。「EL25」で始まる品番の商品で、「システムワイヤーシェルフ(ラック)」という名称で販売されています。

以前は「ルミナスラックと互換性はありません」と店頭で表示してあったり、ネット上でも関係がないように扱われていましたが(確か、パッケージにもドウシシャとは書いていなかったような…)、現在ではルミナスラック公式販売サイトでも堂々と扱っており、また「ルミナスポール径25mmパーツを共通でご利用いただけます」と表示しています。

このへんは、アイリスオーヤマが廉価版であるメタルシェルフSE-918などを公式ショップサイトで扱っていないのと対照的ですね。
(店頭でも互換性について触れているのを見たことがありません)

2024/01/21追記:現在はSE-918など廉価版メタルラックが公式ショップでも販売されています。

ちなみに、ルミナスラックと、ドウシシャの扱っている廉価版の違いは、アイリスオーヤマの場合と同様に、棚板のワイヤーの本数と耐荷重の違い、あとクリアコーティングの有無です。

クリアコーティングを施しているルミナスラックはクロームメッキのみの商品よりも錆びにくいのが特徴です。ただ、実際のところ、旧・収納マンの自宅では、アイリスオーヤマのメタルラックに食洗機が乗っているんですが、シンク横というあまり良くない環境にも関わらず、今のところまったく錆びていません。ちなみに、メタルラックはクロームメッキのみです。

2024/01/21追記:現在はルミナス互換ラックにもクリアコーティング(防錆加工)が施されています。また、自宅で使っていたメタルラックと、クリアコーティングが施されていない当時のルミナス・スリムは錆びました。
ちなみに、ホームエレクターのシェルフもクリアコーティングされていたことが分かりました。
祝!ドウシシャのルミナス互換品「エコノミーラック」がクリアコーティング実装
ドウシシャのルミナスラックの互換品「エコノミーラック」がクリアコーティングを実装しました。これにより従来よりも防錆性能がアップ。レギュラーシリーズと比較すると棚板が変形しやすいですが、物置きなどで使用するには十分でしょう。
食器洗い乾燥機(パナソニックNP-TR8-W)を買い替えて設置しました
食器洗い乾燥機(パナソニックNP-TR8-W)を買い替えて設置しました。メタルラックの棚板の高さ調節をする必要があったのがちょっと大変でしたが交換そのものは簡単でした。洗浄力はアップしたものの、内部は従来より狭く感じられます。
エレクターとルミナスラックをスチールウールで丸洗いして分かったこと
ホームエレクターとルミナスラックをスチールウールで丸洗いしてみました。ホームエレクターはキレイになったものの、経年劣化したクリアコーティングが剥がれてしまいました。クリアコーティングされていない旧仕様のルミナススリムはキレイになりました。

一言でメッキと言ってもピンキリだと思いますので、御三家(エレクター、ルミナス、メタルラック)であれば、まあそれほど心配はないんじゃないかと思いますけどね、個人的には。逆に、いわゆるノンブランド品の場合は、錆びてしまっていることが多いように思います。

もひとつちなみに言いますと、旧・収納マンが自宅で使っているのはルミナス・スリムというシリーズ。現在は廃番となっているラインですが、現在の仕様で言えば前述のEL25(廉価版)とほぼ同等なのかな。ちなみに現在のポール径25mmシリーズは、当時はレギュラーというシリーズ名でした。

2024/01/21追記:現在はルミナス・スリムが復活するとともに、上位のレギュラーというシリーズ名も復活しています。また、スリムはレギュラーと廉価版の中間という位置付けで、廉価版よりは上位の仕様です。もちろん、現在ではスリムもクリアコーティングが施されています。

ルミナススリムはクリアコーティングがされておらず、またダイニングの出入り口近くに設置して電子レンジを置いているため、何かとモノをぶつけたりすることも多く、そのためかキズが付いてそこから錆が出ている部分があります。そういうことも考えると、やっぱりクロームメッキだけでなく、クリアコーティングされているほうが安心かとは思います。見た目もキレイですし。

ちなみに、防錆加工を施しているのは、ルミナスラックとホームエレクターだけです。アイリスオーヤマのメタルラックは厚いメッキということだと思います。

2012年にこの記事を執筆した当時は、ドウシシャ、アイリスオーヤマ、エレクターの御三家とその他が群雄割拠していました。しかしながら、10年以上を経て、ドウシシャの一人勝ち状態となっています。ホームセンター各社でも圧倒的にドウシシャのシェアが高い状況です。
よって、これから購入するなら、ルミナスラックを軸に検討するのが良いと思います。ほかは数年後にパーツを追加できるか怪しいからです。コストを抑えたい場合は廉価版のルミナス互換ラックがオススメです。
互換性については下記リストのブランド・メーカー・販売会社を対象に互換性について検証しています。また、各メーカー(販売会社)が扱う、それぞれのブランド名を冠していない廉価版商品も検証の対象としています。すべてポール(ポスト・支柱)径25mmタイプを対象としています(ポール径19mmや12.7mmなどは対象としていません)。
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