先日、お客様のところで布団を圧縮する際にふと気づきました。
使用したのはダイキで購入したDCMホールディングスのPB(プライベートブランド)の「大きめふとん用圧縮袋L 2枚入」。裏面の「ご使用方法」の3番目にこんな風に書いてあるんですね。
ファスナー部分の内側を乾いた布で軽く拭いてください。
異物がはさまっていると空気が入る原因になります。
※水分が入るとダニやかびの発生原因となりますので、
よく乾いた布をお使いください。
収納マンもすべてのメーカーの布団圧縮袋を網羅しているわけではありませんが、濡れた布で拭くように書いてあるのが一般的だと思っていたので、少々気になって調べてみました。
布団圧縮袋メーカー各社の表示
株式会社アール | そもそも布で拭くという説明書きはナシ。 (これは以前から知っていました) |
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石崎資材株式会社 | そもそも布で拭くという説明書きはナシ。 (これも以前から知っていました) |
レック株式会社 | 「乾いた布で軽く拭いてください」 |
日本クリンテック株式会社 | 「湿った布で軽く拭いてください」 |
これでは何とも参考にならないのですが(苦笑)、つまるところ、各社の説明はマチマチ。
そんなわけで、メーカーさんに直接聞いてみました。
東和産業に聞いてみた!
今回ご回答くださったのは、東和産業株式会社品質管理部の、坂頭さんです。
Q.そもそもなぜ拭くんでしょう?
A. チャック部分に繊維やゴミ等の異物が挟まると、空気もれの原因となるため、チャック部分を拭いていただくようにお願いしております。
Q.本当に濡れた布で拭いて良い?
A. 布の使用については、他社がどういう意図で表示しているのか分かりませんが、チャック部分をきれいにしていただければ、どちらでも良いと思います。
尚、弊社では「水分が多いとカビの発生する原因となりますので、布はよく絞って下さい。」と合わせてご案内しております。
Q.カビが発生することってあるんですか?
A. 消費者の方から、カビが発生したというお申し出はございません。
なるほど~~ φ(.. )
ちなみに、東和産業さんでは圧縮パック用の除湿&脱臭剤や同じく脱酸素剤も扱っておられますね。
ついでに、こんな質問もしちゃって良いですか?
Q.圧縮するとき、カチカチにしちゃっても良いですか?
A. 圧縮の目安につきましては、弊社でも最近ご案内を致しております。
特にバルブから吸い出すタイプの圧縮が登場しまして、空気が逆戻りせず、どんどん吸い出せるようになってから、カチカチに圧縮される方が増えました。
その場合、フィルムへの負担が大きく破損しやすくなったり、フィルムの表面に角が立ちやすくなり、収納時において圧縮パックを積み重ねたりした際や移動時などにおいて、フィルムの角が擦れてキズや穴が入ってしまう場合があり、圧縮ができなくなることがあります。
そのため、弊社では圧縮の目安としまして、布団でしたら3分の1程度で止めていただき、カチカチに圧縮しないようにお勧めしております。
そうしますと、角が立ちにくくなり摩擦も軽減され、キズや穴が入りにくくなるものと思われます。
現在販売させていただいております製品には、圧縮時の吸引の目安やご注意等を表示した別紙をパケージ内に入れ、お客様にご確認していただけるようにしております。
そうなんですか~ (´・∀・`)
パッケージの取扱説明書ばかり見ていて、別紙が入っているなんて気が付きませんでした~。
でも、取扱説明書には書いてないですけど、よく見たらパッケージの表面に「1/3」って書いてますね。
※右写真は「1/3」の文言こそないものの、ちゃんと布団3枚が1枚分の厚さになってます ( ・∀・)つ
Q.繰り返し使用ってどれくらいできますか?
A. 圧縮パックは、プラスチック製品になりますので、徐々に劣化していきます。劣化していきますと、チャック部分が硬くなって閉まらなくなったり、フィルムの強度が低下する場合がありますので、ご使用状況に異なりますが、ご使用の目安は、約2~3年程度だと思われます。
なるほど~~ φ(.. )
特にチャック部分が劣化したり、穴が開きやすくなったりするんですね。長持ちさせるにはできるだけデリケートに扱わないとダメですね (´ω`)
坂頭さん、お忙しいところありがとうございました~ (*´▽`*)ノ゛
石崎資材株式会社は大阪府柏原市、
株式会社アールと日本クリンテック株式会社は大阪市と、
関西は布団圧縮袋のメーカーが集まってますね。
せっかくだから、一度お邪魔させていただきたいものです
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