スチールワイヤーシェルフのメーカー品と言えば、
の3ブランド(3社)が御三家で、それ以外はホームセンターのPB(プライベートブランド)品だったり、どこかしらの商社から入ってきたバッタモノみたいなもので、基本的にそれらの間の互換性は不明瞭でした。
しかしながら、徹底比較☆スチールワイヤーシェルフの記事作成当時(2004年)から8年も経った現在、ちょっと事情が変わってきたので、そのへんのところについて整理してみたいと思います。
大手3社の動向
まず、ホームエレクターは当時と変わらずあくまで独立独歩で、ブランドを維持しつつマイペースな進化をしています。
メタルラックは以前は展示シェアが多かったものの、ホームセンターの売場でのアイリスオーヤマの占拠率が高くなり過ぎたためか、最近は展示シェアが下がってきているように思います。
一方、非常によく健闘しているのがドウシシャです。
DCMホールディングス(カーマ、ダイキ、ホーマック)は以前はPB商品とメタルラックだったと記憶していますが、最近はルミナスラックに展示がシフトしています。
また、近畿圏のホームセンターの雄であるコーナンのPBであるLIFELEXのスチールシェルフ(ワイヤーシェルフ)はどうもドウシシャっぽい。
輸入元はセーコートレーディングとなっていて、問い合わせても「ドウシシャの関連会社ではない」としていますが、詳細は改めて説明するとして、ルミナスラックと仕様が非常に似ています。
他社の動向
以上の御三家の地位は相変わらず固いのですが、amazonや楽天、ケーヨーD2でシェアを伸ばしてきているのが山善(YAMAZEN)の「メタルシェルフSRシリーズ」。
基本的にセット品が主なのですが、ケーヨーD2では御三家同様のパーツを取り揃えています。
(残念ながらネット通販ではパーツは買えないようです)
ちなみにケーヨーD2は以前はD2オリジナルのワイヤーラックで、現在も一部取り扱っていますが、メインは山善のメタルシェルフに取って代わっています。
あと、ニトリの「スチールシェルフCMSシリーズ」。
以前のニトリのワイヤーシェルフは本当に安っぽい塗装で、強度的にも結構ヒドかったものですが、他の大手と比べれば相変わらず見劣りするものの、オプションパーツがいくつか用意されており、何より価格的に魅力的になりました。
ニトリ楽天市場店ではパーツは扱っていませんが、ニトリネットではパーツも購入できるようです。
ワイヤーシェルフ勢力図
※2012年6月現在 大阪近郊での独自調査による
以上を踏まえて図表化したものが下の図です。
とりあえず関西圏の現在の勢力図を表したものですが、ご参考までに。
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