2015年度の堀田木工所の新商品はSIGN(サイン)。
良くも悪くも堀田らしいという感じですが、
脚形状に関しては実用性が高くてよろしいのではないでしょうか。
それよりも2014年度に発売されたSKIP(スキップ)のほうが
売れそうな気がするんですけどね。
奥行2タイプで、サイズオーダー可能で、
脚形状もイマドキな感じだし。
あ、ちなみに今年度より登場したスキップ3520上棚。
背面が5mm厚くらいの透明アクリル板で驚きました。
一応、それなりに頑丈ですが、6年保証は厳しいかなと思いましたが。
それにしても堀田木工所はカタログ外商品が多くて分かりにくい。
フレンドには天板昇降デスクが登場(たぶん今年度から)。
ベルダッドはナラ無垢モデルがなくなってアルダー無垢だけとなり、
おまけに脚形状は浜本工芸のNo.46デスクみたいになって、
ベルダッド2として登場。
あとはコイン2とか、ムーンとか、フォアとか、メモリーとか。
こういう戦略でできるだけ競合を避けるようにすることで、
得意先からはそれなりに喜ばれているんでしょうが、
今まで杉工場を扱っていなかったお店が杉工場を扱うようになって、
堀田木工所の展示が減ったという例も出てきています。
10年くらい前までなら私も浜本工芸、カリモクなどの次点として、
堀田木工所やヒカリサンデスクなどを挙げていましたけど、
今は堀田木工所にはかつての位置付けは与えられないですね。
完全に杉工場のほうが勢いがあります。
杉工場は引出内部材が杉ですが、金属レールは使用せず、
全体的な仕上がりも丁寧で、質感はなかなか良いです。
一方で堀田木工所は金属レールに手を出してしまい、
しかも商品によってフルスライドレールを使ってみたり、
シングルレールを使ってみたり、レールなしだったり、
仕様がマチマチで、全体の仕上がりもちょっと安っぽさが目立ちます。
おまけにここに来てデザインは杉工場のほうが上に来るようになった。
カタログの作り方なども杉工場のほうが上手いと思います。
残念ながら、今の堀田木工所には勝ち目がありません。
さて、2016年度以降、堀田木工所の巻き返しはあるのでしょうか?
そろそろ先輩の意地を見せてもらいたいところです。
2014/11/28追記:
フレンド似のデスクがイオンにてナチュラルウッドデスク として登場。
まさかまさか、こんなところに堀田木工所が出没するとは、
夢にも思いませんでした (´Д`;)
いったいどーなるんでしょうね、堀田木工所。
イオンで売れても売れなくても、
あまり良い結果が待っていないような・・・
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