学習机評論家が指南!学習机の選び方(袖引出ワゴン)2015年度版

パーツごとに学習机選びのポイントを紹介しております。
今回は袖引出(ワゴン)について説明します。

袖引出を選ぶポイントは主に以下の3点かと思います。

  • 天板昇降式or固定式
  • 引出の深さ
  • 引出の奥行

順番に見ていきたいと思います。
まず袖天板のギミックの有無についてですが、
天板昇降式(リフティング式)か固定式かですね。
カリモクのように取り外し可能なタイプもありますが。

このようなギミックは必要か必要でないかと言うと、
必ずしも必要なものであるとは思いませんが、
子供が喜ぶ上に、手軽で機能的であるのも事実
です。
子供が喜ぶというのはだいたい想像に難くないと思います。
また天板をリフトアップしてデスク横に並べれば、
幅100cmのデスクでも+40cm以上となり、
かなりスペースにゆとりを持って学習できるであろうことも
比較的容易に想像していただけるかと思います。
もちろん、デスクの横に袖ワゴンを並べるとなると、
それなりのスペースが必要ですので、
「そんなに広いスペースはないわ!」ということも多いでしょう。
しかし、袖ワゴンはデスクの横に並べるだけでなく、
下写真のようにL字型に並べることもできるのです。
袖ワゴンを出した状態
こうすると幅を広く使うよりもむしろ機能的に使いやすく、
また通常の設置スペースの範囲内で使用することが可能です。
ですから、単に子供のオモチャとなるわけではなく、
非常に手軽に機能的に使えるギミックと言えるかと思います。
ちなみに、天板固定式であっても、
袖ワゴンを引き出せば、デスク本体とは高さは異なりますが、
補助デスクとして上に教科書などを積み上げることが可能です。
そう考えると、別に天板昇降式でなくても良いんじゃないか、とも思います。
続いては袖引出の深さについて説明したいと思います。
先ほどの続きとなるのですが、
天板固定式は単に天板リフティング機能がないわけではなく
(もちろん単にその機能がないだけのこともありますが)、
その代わりとして3段ある引出の2段目がちょっと深めであることが多いです。

メーカーや商品によって深さはもちろん異なりますが、
たとえばCDが入る程度の深さがあったりします。
実際のところ、袖引出にCDを入れる必要があるかどうかと言うと、
たぶんその必要性はあまりないんじゃないかと個人的には思いますが、
それくらいの深さがあると、通信教育の副教材(実験セットなど)を
収めるのにちょうど良い感じ
になると思います。
本体引出も含め、同じような深さの引出ばかりあるよりも、
深すぎず浅すぎずのこのくらいの引出があることは、
非常に使い勝手が良いと私は思います。
ただ、この深さの引出がある袖ワゴンは一般的に天板が固定式。
天板昇降式をチョイスするとこの深さの引出は付いていません。
つまるところ、袖天板昇降式を取るか、
ちょっと深めの引出を取るか、二つに一つ
となります。
どっちを選ぶかは非常に難しいところですね!
次に、引出の奥行についてです。
これについてはあまり意識されていない方が多いのではないでしょうか?
学習机メーカー大手であるコイズミとイトーキを比較した場合、
コイズミは全段フルスライドレール採用ですが、
イトーキは袖引出にはフルスライドレールを採用していません。
細かい説明は省きますが、フルスライドレールを採用すると、
どうしても引出の奥行を短くせざるを得ないのです。
そのため、商品にもよりますが、
コイズミとイトーキの袖引出の奥行を比較した場合、
フルスライドレールを採用していないイトーキのほうが奥行が深いのです。
イトーキの多くのモデルがA3用紙収納可能なロングサイズワゴンで、
コイズミはあと数cmのところでA3用紙が入らないサイズとなっています。
(すべてのモデルを確認したわけではありませんが・・・)
もっとも、A3用紙を入れる必要に駆られることはあまりないでしょうし、
たった数cmのことと言えばそれまでですが、
この2社に限らず、また同じメーカーの商品であっても、
意外と袖引出の奥行は様々ですので、チェックしておいて損はないと思います。
あと、机本体の足元棚の項目でも説明した通り、
一般的に足元棚がある場合は袖引出の奥行は浅くなります。
フルスライドレールの有無の違いとは比べものにならないほど
引出の奥行が変わってきますので、これは要チェックです。
最後に、ちょっと番外編的な内容となりますが、
イトーキのpolku (ポルク)のように、
袖引出がワゴン式ではなくて固定式のものもあります。
いわゆる片袖机ですね。

ちょっとレトロな感じがして、個人的には好きなデザインなのですが、
袖引出が固定式であるメリットはほぼありません。
逆に、袖引出がワゴン式(キャスター付き)となっているメリットは、
学習机の移動が楽、組立や分解が楽、掃除が楽、
横に並べたりするなどのレイアウトの変化が可能、などが挙げられます。
私は10年以上、各社の学習机を見ていますが、
この機能(袖ワゴン式)だけは変わらず支持されているように感じます。
以上、袖ワゴンのチェックポイントをご紹介しました。
意外と盲点となりがちですが、非常に大事なところですので、
是非しっかりとチェックしていただきたいと思います。

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