1年の主夫生活を通じて分かったことのひとつは、
「家事よりも子育てのほうがもっと大変」だということです。
正しいか間違っているかはともかくとして、
私の教育方針は「子供は放っておいても育つ」です。
ですから主夫になる前も、主夫になってからも、
子育てに関しては基本的に、手も口も出していません。
そこは妻に任せていましたが、その様子を見ると、
やっぱり家事よりも子育てのほうが大変だなと思いました。
学校のスケジュールを確認しておく必要があります。
イベントまでに準備物を確認し、用意する必要があります。
習いものをしたいと言われたら下調べをしないといけません。
送り迎えをしたり、親同士の交流も必要です。
体調管理にも気を使う必要があります。
仕事を休んで看病しなければいけないときもあります。
・・・とまあ、他にももっとありますが、例を挙げればキリがありません。
やるべきことはたくさんあり、際限がなく、
計画性が求められ、失敗は許されません。
次々と難題が舞い込んできますし、
突発的に発生するイベントである場合もあります。
子供が2人いれば、頭の中の混乱は3倍、4倍です。
本当に子育ては家事の何倍も難しいものだと思います。
「子供は放っておいても育つ」というわけにはいかないのは明らかです。
私がお邪魔するお客様のお宅でも、やっぱりそうなんですね。
子育ては毎日が戦争。
休日と言えど休戦にはなりません。
でも食事の用意も、洗濯も、掃除も、やらなければならない。
でも片づけはしなくても、まあ何とかなる部分もある。
結局、優先順位の問題であることが多いわけですね。
仕事や家事で疲れて、たまにはリフレッシュしたいわけです。
買い物に行って、遊びに行って、外食もして。
しかしそんなとき、本当に根本的にリフレッシュできるのは、
やはり家の中を片づけることです。
片づけそのものは最初はストレスが強いものかもしれませんが、
家の中が片づけば、根本的に家事がもっと楽になります。
私が主夫として家事をするようになってからの関心事のひとつが、
その空いた時間に妻が何をするか、でした。
妻は働き者なのでジッとしていることができず、
結局、私が食事の準備をしている間に洗濯をしていました。
(本当はそれも私がやりたかったのですが・・・)
あと、その空いた時間は今まで以上に子育てに向かいました。
「宿題、ちゃんとやったの!?」
「明日の準備はできたの!?」
「なんでこんなことも分からないの!?」
・・・正直、私はこういう子育てはして欲しくなかったのです。
これでは子供の自主性が損なわれるような気がします。
ただ、私自身、そういう風に言われることなく育ったので、
それが正しいと思い込んでいるだけの可能性もあり、
一方で妻には妻の考えがあるわけですし、
結果的にどちらが正しかったのかは子供たちが大人になるまで分かりません。
なので、子供が追い込まれたときに、
妻とは反対のことを言ってあげるだけにとどめています。
子育てって難しいですね。
よそのお宅でも、それまで子供に構ってあげる時間がなかったお母さんが、
仕事を変えて、子供と過ごせる時間が増えると、
そのお母さんが子供に上記のようなことを言うことが多くなり、
子供が反発して手に負えなくなるようなことがありました。
私は正直、道理にかなったことだと思いましたが、
よそ様の子育てに口出しできる立場ではないので、
もちろん余計なことは言わないように気を付けていましたが・・・
子育てって難しいですね。
「子供は放っておいても育つ」わけじゃないし、
「子供は放っておいても育つ」と言える部分もあるし。
当然、その子によっても違うと思われますし。
兄弟、姉妹でも、性格は全然違いますからね。
閑話休題。子育てが大変であることは揺るぎない事実です。
一発勝負ですから、常にプレッシャーもあると思います。
まさにプロの仕事ですよね、ほかの家事よりも。
だからこそ、コンディションを整えることが大事です。
そのひとつで最大のことは、やはり収納じゃないでしょうか。
みんな片づけで困っているというよりは子育てを頑張っている

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