生活を維持する意欲や能力を失う「セルフ・ネグレクト」という心理状態

ネットのニュースを見ていたら、こんな記事がありました。

道路塞いだ女性「ゴミ屋敷」で逮捕…「セルフ・ネグレクト」が招くゴミの山
(産経新聞 2013/07/20)

私自身はいわゆるゴミ屋敷にお邪魔する機会はほぼないのですが、
このような心理状態は比較的理解しやすい状況にあります。

記事の中で、帝京大の岸恵美子教授(公衆衛生看護学)は、

“「母親と離れた暮らしに空虚感を抱き、
 物を集めることで心の穴を埋めようとしているのではないか」と推測。
 「そうした状態を脱するためには、
 新たな人間関係を築く必要がある」とする。

 改善策として、「逮捕を受けて住民が女性との距離を
 さらに広げることのないよう、行政の専門職が仲介役となり、
 女性が支援を受け入れやすい環境づくりを進めていくべきだ」
 と提案している。”

と述べていますが、これはまるで学者さんが他人事のように
言っているように聞こえるかもしれませんが、
私としては教授の提案に賛同するところです。

片づけられないと悩んでいる方の多くは、
多かれ少なかれ同じような状況にあります。
(もちろん、相当に散らかっている状態において)

心の穴を埋めると言ったって、
地面を掘った穴にモノを入れるのとはまったく違うし、
本人もそんなふうにして解決できるとも思っていないし、
そもそも本人は心の穴の存在に気付いてすらいません

そしてまた、こういう状況に陥れば、
単なる片づけ術のようなものは、
テクニックはもちろん、精神論も役に立ちません。
解決するための方法は、”新たな人間関係を築く”、
言い換えれば、「他人と元気を分かち合う」ことだけなんですね。

ただ、どうしても愚痴が多くなってしまいますから、
聞いているほうもだんだんと距離を置くようになってしまい、
結局また元の木阿弥になりがちです。

単に心を癒すだけでなく、新たな希望を持つ、ということが大切です。
目的を持って、楽しく片づけたいですよね。

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