ホーダー 捨てられない・片づけられない病

春先に購入し、やっとこ先日読み終わりました
『ホーダー 捨てられない・片づけられない病』
(著:ランディ・O・フロスト、 ゲイル・スティケティー
 /日経ナショナルジオグラフィック社)


病的に片づけない人、片づけられない人、
いわゆるゴミ屋敷の住人についての
アメリカはニューヨークを中心としたレポートです。
そのため明確な解決策は書いてありませんが、
個人的には非常に興味深い内容の本でした。
この本の中で紹介されるゴミ屋敷の住人の面々のような方からは
私は片づけの依頼を受けたことはありません。
いわゆるゴミ屋敷の片づけをお手伝いさせていただいたことは
もちろんありますが、ここで言う「ホーダー≒ゴミ屋敷の住人」は
基本的に片づけたいとは考えていないからです。
基本的に私はご本人以外からのご依頼はお断りしていますし、
私に依頼される方は自らが片づけたいと思ってらっしゃるので、
基本的に「片づけたいと思っていない」「ホーダー」からの
ご依頼をいただくことはないということですね。
ですから一言で「片づけ」と言っても、
ホーダーに関しては私にとっては未知のエリアでした。
とはいえ多少暴論ではありますが、
ADHD(注意欠陥・多動性障害)とそれ以外の人の違いが
普通の人でも持っている症状が際立っているだけというのと同様に、
ホーダーのモノに対する捉え方は普通の人でも
少なからず持っているような考え方であるように思いました。
モノを持つ理由は人それぞれです。
モノが多かろうと少なかろうと、その価値を認められないと、
人は相手に対して不信感を持ちます。
「片づいた状態」の認識にしても然りです。
モノの山の中から効率的に必要なモノを取り出せる人が
周りから「片付けなさい!」と言われても、
片づける動機など出てくるはずがありません。
だからやっぱり、ちょっと片づけられない程度の人に対しても、
ホーダーに対しても、基本的には相手の考え方を尊重し、
じっくり時間を掛けて話を聞く姿勢が大事なようです。
それをやらないと、「ガラクタ整理士」になってしまうのでしょう。
この本、ちょっと難しいですが、非常に良い本です。
良い本というか、非常に面白いです
たくさんのホーダーが出てきます。
それぞれ同じようで、違った生い立ちや症状を持っています。
決して等身大の「片づけられない人」ではありませんが、
だからこそ、自分を責めることなく読むことができるはずです。
ただし、食事ができなくなるくらい、
グロテスクなイメージをさせるシーンも多々出てきます。
かなりヘヴィーな内容です
(普段の私とお客様のやり取りに非常に似ていますが・・・)
学術研究としてドライに読めない方にはオススメできません。
また、「ありえない!」とまったく感情移入できない人にも
あまり読む価値はないかもしれません。
私は今まで出会ってきた方々や自分自身と
重ね合わせて読みましたが、
だからこそ納得できるところが多々ありました。
この本については考察すべき点が多々ありましたので、
また折りを見てこれに触れていきたいと思っています。

スポンサーリンク

シェアする

フォローする

スポンサーリンク