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住まいの価格の奇妙な現実

家を買うとき、色々と希望を膨らませておいて、
どんどん希望がそぎ落とされて、
現実的なところに落ち着いちゃうんですよね~。


一戸建ての場合は、じゃあお風呂のテレビはやめましょう、
システムキッチンは普及タイプにしましょう、
照明はダウンライトはやめてシーリングだけにしましょう・・・。


マンションの場合は、オプションのこれとこれはやめましょう、
メニュープランではなくて基本プランにしましょう、
お客様の世帯人数ならだいたい3LDKにされる方が多いんで
4LDKじゃなくても良いんじゃないですか?・・・てな具合。
結局、現実的なところに落ち着くんですね。
色々と選べると思ったのに、色々と制限があって、
だんだんとワケが分かんなくなって、
「ま、いっか」で決めてしまう。
だから家を買う人は「家はやっぱり高い」と思ってしまう。
ですが、どんなものでもそうだと言える面もあるのですが、
例えばマンションの価格はどうやって決めるかというと、
土地の取得費用と建築費用で決まるわけではないんです。
「この辺ならだいたいこの値段なら売れるだろう」という価格設定を決め、
場合によっては値引き分をある程度考慮して、
それに合うように「じゃあ玄関は大理石にしようか」、
「風呂はこのタイプにしようか」、
などという風に決めるんですね。
大理石やグレードの高い什器がいけないわけではなくて、
もちろん価格に見合った商品であることに間違いはないんですが、
収納マンが理想とするのはそうじゃなくて、
建築費用は一緒、でも「暮らしやすいように」間取りに一工夫欲しいんです。
だって手帳だってそうでしょう?
昔は全然選べなかった。
けれど今はものすごい数から選べる。
でも材料費がそんなに上がったわけじゃない。
値段もそんなに上がったわけじゃない。
むしろ最近はデフレ傾向です。
もちろん、工務店さんも、ハウスメーカーさんも、
マンションデベロッパーさんも、
「暮らしやすさ」を考えていないわけではありません。
でも、「暮らしやすさ」は人それぞれです。
一概に「暮らしやすさ」を提案しても全員に合うわけではありません。
収納マンが今の仕事を始める前、家具メーカーに勤めていて、
よく得意先の家具店に応援販売に行ってました。
そこでいつも痛感していたのが、
「お客さんのお宅にお邪魔できたら、
 一番その人に合ったものが提案できるのに」、
「この家具店じゃなかったら、もっと他のメーカーの商品、
 他の家具店で扱っている商品を提案できるのに」
ということでした。
だからつまり、家を売る人が、「暮らしやすさ」を熟知していたら、
絶対に家を買う人のお宅に一度はお邪魔して、
それで初めてその人に合った「暮らしやすい」家を
提供することが出来ると思うんです。
でも悲しいかな、
家を売るのは毎月のノルマをこなすことが目的のセールスマン。
見込み客のお宅にお邪魔するとしても夜討ち朝駆けの説得だけ。
以前の私もそうでしたが、セールスマンは悲しいですよ。
自分の会社が出来ることを、許された範囲でやるだけ。
お客様の利益=「暮らしやすさ」よりも
毎月のノルマをこなすことが目的。
・・・・とまあ、愚痴っているわけではありません(笑)
セールスマンが悪いわけじゃない。
工務店などが悪いわけでもない。
もちろん、家を買う人が悪いわけでもない。
収納マンが言いたいのは、
「予算を上げなくても暮らしやすい家は出来ますよ」
ってことだけ。
そこを理解してくれる工務店などや消費者が増えれば、
必ずパラダイムシフトが起きると信じています。

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