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2011学習机 「学びデスク」について

2011学習机はズバリ、ベネッセとカリモクが共同開発した
「学びデスク」の類似品が氾濫する様相と言えるでしょう。
言い替えると、「学びデスク」が台風の目という感じです。
とは言え、これほど一見して「学びデスク」に似た学習机が氾濫しても
一概にそれら類似品が「パクリ」とは言えないわけです。
まずこちらをご覧ください↓

「学びデスクでしょ?」と思われた方も多いと思いますが、
「学びデスク」ではありません。
1997年に生まれたformio(フォルミオ)というデスクです。
2005年に登場した「学びデスク」は
当然これをモチーフにした可能性があるわけです。
また、同じような構造の学習机は昔からあり、
一時的なブームになっては消え、消えてはまた復活しています。
ちょうど1980年代・・・収納マンの子供の時代には、
コクヨが「くるくるメカ」という天板昇降式のデスクを出していましたが、
それを記憶している人も多いと思います。
(ちなみにくるくるメカは現在は生産されておらず、
 数年前にコクヨ自体が学習机市場から撤退しています)
さらに、2000年代初頭に、
コスガのワークショップという学習机がかなり売れており、
2005年に登場した「学びデスク」は当然にそのデザインおよび
購入者層を踏まえていたと考えられるわけです。
(ちなみにコスガは2008年に業績悪化のため会社清算)
またサイドのパーテーション(目隠し)という機能も
オフィス家具メーカーが以前から持っているノウハウと
収納マン的には理解しています。
まあそんなわけで、学習机市場はパクったりパクられたり。
当然訴訟合戦になることもあるわけですが、
各社が「学びデスク」をパクったとも
「学びデスク」が各社の仕様やデザインをパクったとも言い難いわけです。
(あくまで個人的見解)
つまるところ、パクったパクってないは収納マン的にはどうでも良い話で、
以下、「学びデスク」についてそのメリットとデメリットを
あくまで収納マンの独断と偏見に基づいてお話したいと思います。
(評価するしないなどという偉そうなことを言える身分ではないので
 あくまで一個人の感想と捉えてください。)
まず基本的な品質について。
これはカリモクが作ってるんだから全然問題ないでしょう。
ホルムアルデヒド対策についても然り。
ここでケチがつくんだったら「じゃあどこが作れば問題ないの?」
ってな話にさえなります。
次にこの独特の形状・構造ですね。
これについては収納マンはいささか疑問があるわけです。
そもそも子供の成長に合わせて天板が昇降する機能についてですが、
前述の通り、構造の違いはいろいろあれど、
こういう機能は昔からありました。
ただ昔はスチール学習机が主流でしたからね、
スチールだとどうしてもグラつきが多かったわけです。
他方でガス圧式のチェアや座面可動式の木製学習椅子が普及したこともあって、
天板が昇降しなくても椅子が昇降すれば良いじゃないか、
ということになって、天板昇降式のデスクは一時的に衰退したんだと思います。
ただ、「学びデスク」は木製で、収納マンが見たところ、
天板昇降式にもかかわらずグラつきはまったくないわけです。
その点は問題ない。
ただ、学習机と言っても最低でも義務教育の間9年は使うもの。
高校、大学という期間も考えれば、15年も使うわけですが、
その長いスパンで考えた場合、最初の3~4年ほどのために
残り10年以上のことを犠牲にする必要があるのかと思うわけです。
一般的に、小学校低学年の間は学習机で勉強することが少なく、
代わりにダイニングテーブルやリビングテーブルで
勉強することが多いわけですから、
小学校低学年の時期に照準を合わせて学習机を設計することは
あまり意味がないように思うのです。
もっとも、その時期に机に向かう習慣を持たせることが
「学びデスク」の目的の一つとも考えられますが・・・。
構造についてはもう一点。
これは「学びデスク」に限らず、
コスガのワークショップなどでも言えることですが、
この脚形状はどうも子供には向かないと思うんです。
小学校に入ったばかりの子供は椅子を引いて座るのが難しい。
地面に足が着かないから、座った状態で椅子が引けないからですね。
では「学びデスク」はどうかというと、
デスク天板に合わせて椅子の座面も低いから床に足が着く。
足が着くから椅子も引けると思うのですが、
やっぱり力のない子供には少々難しそうです。
(我が子のことながら、このタイプの学習机に座らせてみたところ、
 「座りにくいからイヤ」とのことでした。
 あくまで我が子一人の個人的な感想ですが・・・。)
逆に、カリモクはプロパー(一般販売品)カタログの中で
Cライン脚は座りやすいと言っています↓

この、脚のCの字にえぐれた形状のことですね。
この形状だと、椅子を動かさなくても、
子供は横からよじ登れるわけです。
子供はこうして椅子によじ登って机に向かい、
「お兄ちゃん(お姉ちゃん)になった!」
と思うんじゃないでしょうか?
あくまで収納マン独自の価値観ですが、
子供はこうして「大人目線」を手に入れて成長するんじゃないでしょうか。
最近は赤ちゃんをおんぶではなく抱っこすることが多く
(ご多聞に洩れず、ウチもそうでしたが)、
その弊害として赤ちゃんが大人の目線で
物事を見ることが減ったと聞きます。
具体的にどんな弊害なのかは私もよく分かりませんが、
何となく分かるような気はします。
学習机ひとつ、椅子ひとつのことですが、
何か通じるところがあるように思うんですよね。
さて、最後にもう一点。
さきほど、
「その長いスパンで考えた場合、最初の3~4年ほどのために
 残り10年以上のことを犠牲にする必要があるのかと思うわけです。」
と申し上げましたが、これが具体的に何なのか?
それは、袖ワゴンが小さいということと、
天板下の大引出の深さが浅いということです。
収納のプロだからと言って収納量を重視するわけでもないのですが、
「学びデスク」は袖ワゴンの引出2段タイプでも
一般的な形状の学習机と比べて引出が1段少ない。
たった1段ですが、3段のうちの1段ですから、
容積で言うと20~30%も少ないわけです。
本体の大引出のほうも半分とまではいきませんが、
やはり20~30%程度は少なく、
浅すぎてちょっと使いにくいんじゃないかと思います。
こうなってしまうのも、全ては天板が昇降するから。
最大限下げた場合に袖ワゴンが収まるように設計されているからです。
そしてそれに合わせて、収納量を落とさざるを得ないわけです。
引出が少ないと、細かい文具やら何やらの置き場に困ります。
机の上がゴチャゴチャ、もしくは他にチェストを買う必要性が増します。
そうすると、どうでしょう?
「学習机本来の目的って何だったのか?」
という話になります(私の場合は)。
たった最初の3年ほどのために後の10年以上を犠牲にする・・・・
その意味はこういうことだったのです。
子供が勉強するのに、別に大層な学習机なんて必要ないのかもしれません。
しかし本当に子供のためを思って学習机を買うならば、
一番大事なポイント・・・・みかん箱や単なるテーブルと学習机の違いは、
引出がちゃんとしているかどうかが全て
だと収納マンは思います。
別に収納マンは「学びデスク」を否定する気はさらさらありません。
もちろん、類似品についても同様です。
(実際、非常によく売れているわけですし、
 売れているということは市場から評価されているということですから)
子供のことを本気で考えてメーカーが試行錯誤するのは素晴らしいこと!
そしてそれよりも、親が子供のことを考えて真剣に学習机を選ぶことは
もっと素晴らしいことだと思うのです。
そこに、親が子供に学習机を贈る意味があるんじゃないでしょうか?

コメント

  1. さくら より:

    こんにちは。
    今、長男が入学準備の時期で学習机選び真っ只中の我が家です。
    机の選定にあたってこちらのブログも参考にさせていただいています!
    ポケモンのデスクシートはすぐさま決まったものの笑
    肝心なデスクがまだ決まっていません…
    収納マンさんにアドバイス頂きたいのですが、このコメント欄で質問させていただいて良いでしょうか?
    返信コメントよろしくお願い致します。

  2. 収納マン より:

    さくらさん
    こんにちは^^
    どーぞどーぞ、こちらでご質問ください。
    デスクマットさえ決まっていれば、あとは年内ならまず問題なく大丈夫だと思いますよ。
    ちなみに2012年度の学習机については11月末頃から追々こちらに記事をアップしていきたいと思っております。