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吹き抜けのリビングダイニングキッチンで・・・

玄関を開けるとすぐに広いリビングダイニングキッチン、
そのまま蹴込みのないシンプルな階段を上がるという吹き抜け構造。
リビングダイニングには南向きの大きな窓。
南側には家もなく、庭には趣味の花や植木が見えます。
そんな素敵なお住まいの奥様からのご相談は
「夏は暑くて冬は寒い。どうにかなりませんか?」
吹き抜けなんだからそれは仕方のない話で、
そもそもの話で言えば、
メーカーの営業マンがちゃんと説明しなかったのも悪いし、
奥様も少なからずそのことを理解していたはずなんだから・・・・
という話にはなったものの、何らかの対策を考えることが必要。
実はこの話は今に始まったわけではなく、
今までも何度かお邪魔させていただいている際にも
何度となく話が出ていたのですが、
日除けを取り付けてみたりしたものの、
やはり根本的には解決せず、今に至っていたわけです。
また寒い冬に突入し、やはり何とかしたいということで、
いくつかのプランを持って改めてお邪魔した次第です。
カーテンで仕切る方法、間仕切り建具を入れる方法、
光冷暖を施行する方法・・・・などなど。
しかしいずれの場合も、対策として不十分だったり、
取り付けてしまうと簡単には変更がきかなかったり、
費用が非常に高かったりと、決断には至りません。
そこで、こう提案してみました。
「例えば間仕切り建具を入れた場合、家具レイアウトが難しかったり、
 部屋も狭く感じますが、それはともかくとしても費用は
 100万円は掛かるでしょう。
 一方で、熱効率は非常に悪いですが、エアコンをガンガン効かせた場合、
 今の感じですと月に2~3万円くらいの電気代でしょう?
 仮に月に2万円として、間仕切り建具の施工費用100万円として、
 エアコンの電気代の50ヶ月分です。
 実際には年中エアコンが必要なわけではありませんし、
 間仕切り建具を取り付けてもエアコンは使用するわけですから、
 間違いなく最低5年以上経たないと間仕切り建具の費用は
 ペイしないわけです。」
そうすると奥様はえらく納得して、やっぱり難しいことは考えるのはやめて、
エアコンをガンガンきかす、それで良いわ~、とおっしゃいました。
目の前の事実はひとつです。
夏暑く、冬寒い。
そしてその対策を考えたい。
それだけです。
そして、今回納得した対策は、今までと全く同じやり方です。
何も変わっていません。
しかしひとつだけ大きく違っている点があります。
それは得心がいったか、いっていないか。
それだけですが、とても大事なことです。
どんなものであっても、切り口を変えるだけで見え方は大きく変わります。
円錐形を縦に切ったら二等辺三角形、横に切れば円に見えるように。
コップの水がこぼれても、
「たったこれだけになってしまった!」と言うことも出来るし、
「良かった!まだこれだけ残っている!」と言うことも出来ます。
そして人間は、納得が出来れば気持ちが良いし、
納得がいかなければ気持ちが悪いのです。
収納でも何でもそうですが、大事なのは、
割り切ることだったり、
いまある状態に感謝することだったり、
頭の中を整理整頓することなのですね。

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