キッチンカウンターの引出しの底が抜けたので修理しました

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この記事は2014年2月25日時点の情報に基づいています(2024年1月29日一部更新)

昨年の秋にキッチンカウンターの引出しのスライドレールを交換しました。

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そのときは時間がなくて応急処置で済ませていたんですが、先日、また底が抜けて引出の開閉がしにくくなってしまいました (´Д`;)

そんなわけで、早速翌日、引出しを外して修理することに。今回はその模様をレポートしたいと思います。

 

キッチンカウンターの引出しの修理

底板が抜けた引出し(上面)

底板が抜けたキッチンカウンターの引出し(上面)

底板が抜けた引出し(底面)

底板が抜けたキッチンカウンターの引出し(底面)

ペンチでタッカーを抜く

ペンチで引出しの底のタッカーを抜く

引出しの底板はタッカー(ステープルの親玉)で引出しの側板に固定されています。まずはこのタッカーをペンチで抜きます。

本来であれば引出し全体を分解して接着剤で補強するのが理想です。しかし、この引出しの内箱は四方の板を組み立ててから樹脂フィルムで巻いてあるため、分解するには樹脂フィルムを切らなければなりません。切ってしまうのは忍びなく、今回はタッカーだけで再接合することにしました。

エアコンプレッサー登場

エアコンプレッサー

引出しに使われているパーティクルボードのような硬い材質の場合、家庭用のタッカーでは文字通り刃が立ちません。そこで、今回はエアタッカーを使用します。

エアタッカーには上写真のようなエアコンプレッサーが必要です。これを買った10年前は2万円台でも安かったのですが、最近は1万円くらいからで買うこともできるようです。

ちなみに、車輪が付いていることからも分かる通り、めちゃ重いです。また、電源を入れると、「ブーン!!」とものすごい騒音が響きます。およそ一般家庭で使うものではなく、私も半年に1度使うかどうかというところです。

エアタッカーを使用

エアタッカー

エアが溜まるまで最低でも数分、騒音に耐える必要があります。エアを溜め、空気圧を調整したら、エアタッカー(上写真)を接続します。

エアタッカーはバネじゃなくて圧縮空気でステープルを発射するので、威力は絶大です。空撃ちでも、ビニールレザーを貫通します。ステープルを装填して撃とうものなら、ちょっとした兵器です ヾ(;´Д`●)ノ

ちなみに、家を建てる現場で、「バシュッ!バシュッ!」という音が聞こえることがありますが、
あれはエアネイラ(釘打機)といって、エアタッカーとは兄弟のようなものです。

エアタッカーで底板を留める

エアタッカーで底板を留める

話が逸れてしまいましたが、引出しの修理の続き。
エアタッカーで代わりのタッカーを撃っていきます。

引き金を引くだけで、プスプスと刺さっていきます。

割れた取っ手も修理

取っ手は透明テープで無理矢理接合

ついでに、割れてしまっていた取っ手も修理。

樹脂製は接着剤で接着してもくっつきません (´Д`;)
透明のテープで無理矢理貼り合わせてしまいました(苦笑)

 

以上で、引出しの修理は完了。面倒臭いのはエアコンプレッサーを出してくる手間だけで、修理そのものは非常に簡単です。

エアコンプレッサー1台あれば、エアスプレーなど様々な工具の動力として使えて便利ですが、それよりも、収納マンひとりいれば、片づけはもちろん、家具の修理も、掃除、洗濯、料理までできて、非常に便利!まさに一家に1台ですね o(≧▽≦)o

既に人の手に渡ってしまっているのが、私も残念でなりません!(爆)

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コメント

  1. 迷える母 より:

    はじめまして!
    娘の学習机を探していてこちらのサイトにたどり着きました。とても詳しく書いてくださっているので勉強させていただいています。
    教えていただきたいことがあり、メール致しました。
    こちらは田舎なので浜本工芸さんの製品を取り扱っている家具屋さんは少ないです。
    今日、たまたまいった家具屋さんに浜本工芸さんの№0684デスクがありました。展示品なら少しお値引きをしてくださるとのことで惹かれています(田舎なのでネットの新品価格よりも高いです)。ただ、天板にすぐ気が付く位の大きさの節が一カ所あること、引き出しの表面にかなり目立つ斑(色がかなり濃い)があります。
    浜本工芸さんでは天板に節がある板は使わないと聞いたことがあるのですが、実際は節のある板も使っているのでしょうか?
    カタログの写真はどれもきれいな木目ばかりなのでたまたまお店にあるものがそうだったのか、他の商品でも天板に節があるものをつかっているのか…田舎なだけに他の実物の商品を見ることができずに悩んでいます。
    もう一つ。ネットで買うか、地元のお店で買うかの是非についても教えていただければ嬉しいです。アフターケアを考えると、ネットより高い価格、かつ展示品だとしても地元で買った方がいいのかなと迷っています。
    もともとは№84デスクを希望していたこともあり、希望とは違うデザインであることも少し引っかかっているのかもしれません。
    ズバリ、本音で教えていただけたら嬉しいです。
    よろしくお願いします。

  2. 収納マン より:

    迷える母さま
    はじめまして^^
    田舎なのでネットの新品価格よりも高い・・・ひょっとして離島とかですか?
    ネットの場合、浜本工芸のズバリ価格は私は見たことがないのですけど(誤解を恐れず敢えて簡単に言うとメーカーが販売店に圧力をかけている)、ネットでズバリ価格があるとしたら怪しいところかもしれません。学習机に限らず、ブランド品を、取扱店でもないところが販売しているように見せかけているネットショップというか詐欺サイトもありますのでご注意ください^^;
    さて、ちょっと話が逸れましたが、展示品だったら値引するとは言っても、頼み込めば取り寄せでも値引きしてくれるところが多いとは思うのですが、それはともかく、浜本工芸でも数mm程度の節はあると思います。引出の斑というのはちょっとどんな感じか分からないのですが、そういうこともあるのでしょう。
    いずれにせよ、製材やはぎ合わせ等の加工の段階で検品されますので、組み上げてからB級品であることに気づくなんてお粗末なことはないと思います。購入する立場からすると不満があってもメーカーとしてはA級品だということで間違いないのではないかと思いますね。
    ただ木目というのは非常に難しくて、ナラの場合は虎斑が浮き上がって見えて子供がコワイと言うとか、木目が人の顔に見える部分があって気持ち悪いとか、そういうこともあります。ホクロと同じで、他人には気にならなくても本人はすごく気になることがあります。ですので取り寄せでたまたまそういうのに出くわしたならともかく、実物を確認して気になるようであれば、それは避けたほうが良いです。
    ネットで買うか、地元のお店で買うかですが、今までの経緯を見る限りは、あまりそのお店で買うメリットも少ない感じがしますね。
    ネットで一番可能性が強いのは配送時のトラブルです。幸い、浜本工芸のデスクの場合は組立がほぼ無用ですが、ぶつけてしまったり、カッターで傷つけてしまったり、壁紙を破ってしまったり・・・まあそういうことはリアル家具店舗の配送でもやらかしてくれますが、やはりそのリスクはネット家具店というか、委託を受けた配送業者のほうが多いです。
    ここだったらオススメできるというネット家具店はあいにく知らないのですが、もしネットで買うならば、リアル店舗がある家具店で、ページ上で丁寧な説明をしているところが良いと思います。

  3. 迷える母 より:

    早速のお返事、ありがとうございます。
    とてもわかりやすくて嬉しいです。
    この時期は完売になる商品もあるとかで、展示品でもいいのならこのタイミングで買うしかないと思い少し焦っていました。
    私は四国に住んでいます。実物の浜本工芸さんのデスクを見る機会が少なく、家具店にある一点以外はカタログで見て注文…となるのでどこをどう見て判断して良いものかもわからないでいました。
    私が書いていたネット価格とは、サイトには定価で表示してあり、「お値段はご相談ください」と書いてあったので電話で問い合わせたときに提示された金額です。ネット業者が提示した額そのままで、特に値下げ交渉はしていませんでした。
    何か故障が起きた時にアフターサービスを受けやすい地元の家具屋さんの方が安心かな、と思っていたのですがそうでもなさそうですね。
    節や虎斑についての説明もありがとうございました。
    本当の木ですから、節や虎斑があって当たり前、虎斑についてはむしろ好きなほうでしたが、派手な出方だったのであれ?となっていました。ちょっと高望みしすぎていたかもしれません。
    話は変わるのですが、№0684デスク、実物を見ると脚の部分の形が子供が出入りしやすくていいですね。飽きないシンプルデザインの机を希望していたのですが、子供が毎日使うと考えるとこちらの方がいいかな、なんて思うようになったんです。椅子だけは子供の希望でカリモクのクレシェになったので(こちらも高いです)椅子の下にキャスターも付いていないし出入りしやすいほうが楽かな、と。
    収納マン様の研究、すごいです。なんだかんだで収納マン様のおすすめ品に決まってしまいそうです。
    時間の余裕もないのですが、どんなのか分かっている展示品にするのか、ネットで買って新品に期待するのか、まだ決めかねています。優柔不断ですよね。
    我が家にとっては高額な買い物。
    眠れないくらい悩んでいます。

  4. 収納マン より:

    迷える母さま
    四国ですか~^^海を隔てれば浜本工芸の本社のある広島まではすぐそこ・・・とは言っても、なかなかそうもいきませんよね^^;
    地元の家具店のアフターケアというのはもちろんあったほうが安心ですが、初期不良の場合や販売店が手の回らないところは結局メーカーの人間が対応することが多いです(もちろんこれはお店によって異なります)。家電でも最近は買ったところに修理を依頼したら「メーカーに言って」と言われることが多いですからね・・・。
    本当に高い買い物ですから、どこで買うか、いくらで買うかは大問題ですが、その差額が保険の役割を果たしてくれそうか、もしくは期待する保障に見合う額かで判断されるとよろしいのではないでしょうか?
    木目については、節のあるものに当たる確率は低いほうだと思いますが、もっとスゴイのに当たる可能性ももちろん否定はできないです^^;
    さて、お子さんのものとなる机は、いまどこにいるんでしょうね~?(・∀<)

  5. 迷える母 より:

    こんにちは。迷える母です。
    丁寧なお返事、ありがとうございます。
    収納マン様のアドバイスにより、ネットで浜本工芸さんの机を買うことにしました。
    注文可能期限が迫っているので少し焦っています。
    またまた、アドバイスをお願いしたいです。
    現在、浜本工芸さんの
    学習机 NO.0684(110cm幅)
    バックパネルNO.0604(60cm幅)
    の購入は決定しています。
    移動袖なのですが、カタログのNO.06移動袖Bのデザインが苦手で、代わりに移動袖 NO.84移動袖Bがいいなあ、と思っているのですが、これはNO.06タイプの机にはきれいに収まる形状でしょうか?(これを一番心配しています)
    また、椅子は子供が「カリモクのクレシェが絶対良い」というのですが、移動袖を机の中に納めて椅子に座った時に問題ない広さを確保できるでしょうか?椅子が大きいので狭いかな、と心配しています。
    住んでいるところが田舎なもので、実物を見て確認することができません。ご存じの範囲で構わないので教えていただければ嬉しいです。
    申し訳ないですがよろしくお願いします。

  6. 収納マン より:

    迷える母さま
    No.06デスクにNo.84移動袖Bという組み合わせは寸法的には問題ないと思います。ただ、No.84移動袖は引出前板の左右の端が直線的なデザインですので、No.06移動袖の取っ手のデザインがお気に召さないようであれば、デザイン的にはNo.25移動袖Bのほうが合うように思います。もちろん、No.06デスクにはNo.06移動袖のほうが合うことは言うまでもないですが^^;
    また、この組み合わせにカリモクのクレシェですが、こちらも寸法的には10cm以上ゆとりがありますので問題ないと思います。
    あとは色合わせが問題ですよね。浜本工芸のナチュラル色に合うのはナッツシェルかピュアビーチですかねぇ?そもそも材質が違うので色合わせが大変難しいですが・・・。

  7. 迷える母 より:

    収納マン様、早速教えてくださってありがとうございます!
    NO.25移動袖B!!
    そういう選択肢があったのですね!
    そうです、NO.06移動袖Bは取っ手のデザインが苦手でした。なのでNO.84と思ったのですが、角ばっているのですね。わからなかったです。
    確かにNO.25の方が良さそうです。
    椅子はクレシェでも大丈夫なのですね。安心しました。色はナッツシェルにしようかな、と思っています。ある意味賭けですが。
    納品後に色合いの感想を書かせてもらいますね。
    消費税だけでなく、商品の値上がりを実感するこの頃。気が大きくなってしまって次女の分も(この春から幼稚園の年少です)一緒に買ってしまおうかと思っているくらいです。今でもお姉ちゃんが勉強していたら隣に座って勉強の真似をするくらいなので、机が一つだと取り合いになりそうです。
    腎臓の心配もしなければなりませんが…。

  8. 収納マン より:

    迷える母さま
    お役に立てれば幸いです^^
    クレシェの色の件も、一応、販売店にご確認のうえご購入されると良いと思います。その対応をちゃんとやってくれないようであれば、それは家具屋ではないと思います(単なる物売り)。
    原料高に伴う値上げ、インフレに伴う単価の上昇、消費税値上げ・・・日々の献立を考えるだけでも頭が痛いわけですから、学習机のような大きな買い物のときこそしっかりと価格をチェックしなければなりませんよね。
    でもやっぱり、健康だけはお金では買えませんので、お子さんのためにもお体は大事にしてください^^;
    またご報告いただければ嬉しいです♪